ムイラプアマとは

ムイラプアマとは、ブラジル南米の熱帯雨林に生息するボロボロノキ科に属するハーブです。
特に根と樹皮に関しては最も頻繁に使用され、根と茎は医薬品や強壮剤として、樹皮は食品として使っています。

さらに使用できない部位がなく、根から葉まですべて薬草として使用でき、根に関しては男性機能の向上に効果的であると、医薬品の登録もされました。

まだ未解明の部分が多いムイラプアマですが、様々な研究により精力に関しての効果は認められています。

貴重なハーブとされていますが、サプリメントの一種として摂取することができ、ED（勃起不全）の症状の改善が期待できるサプリメント、精力増強のサプリメントにおいても、効果の高さに関しては注目を集めています。

また、ムイラプアマは、ムイラが「樹木」。プアマが「性力、力」を意味し、「性力（精力）が宿る木」となり、呼び名と、効能が一致していることから「性機能を増強する木」「性機能の回復できる木」として愛用されています。

ムイラプアマの歴史

ムイラプアマは、1925年に性不能障害の治療、神経系の強化に有効であると、薬理学研究で発表され、1950年以降にはブラジルの薬局方に登録されました。

応用範囲は広く、国々によっては、様々な治療で使用されています。

欧州の場合

欧州ではED、神経衰弱、栄養分の過不足による障害、伝染病の一つである赤痢の治療に使用しています。

ドイツの場合

ドイツでは勃起中枢神経を刺激する強壮剤として使用されています。ほかにも、十二指腸虫、栄養分の過不足による障害、リウマチの治療に使用しています。

米国の場合

米国では人気が高く沢山の医療関係者が、ED、生理不順、神経衰弱、中枢神経障害（うつ病）の治療に使用しています。

ムイラプアマに含まれる成分

ムイラプアマに含まれる成分については、100年近くの研究により、明らかにされています。
含まれている成分の作用について紹介します。

クマリン

クマリンは、抗酸化作用があり、血行が促進されやすいポリフェノールの一種となるので、血液が固まりやすくなるのを防止します。

血液がサラサラな状態をキープする作用により、男性であれば性機能が向上し、勃起力も高まりEDの改善が期待できます。また、女性であれば冷え性の改善にも有効的です。
ほかにも脳梗塞や心筋梗塞の防止へと繋がります。

ムイラプアミン

ムイラプアミンは、ムイラプアマにしかない独自の成分であり、精力アップのメインの成分になります。
血流促進作用により身体中だけでなく、男性器周辺にも血液が集中するので男性機能の改善に効果的とされています。

ほかにも神経の緊張緩和、筋肉増強、ストレス解消への効果も期待できます。

アルカロイド

アルカロイドは、神経系に作用する成分となり、男性ホルモンの活性化、下半身の血行促進が期待できるのでEDの症状に効果的な成分となります。
ほかにも、精神面、肉体面に関して安らぎを与える作用が期待できます。

ムイラプアマの効果

ムイラプアマは、性機能に関してとくに幅広い効果を発揮します。

血行促進

人間は加齢、生活習慣、ストレス、運動不足、といった身近な理由で、簡単に血行の流れが悪くなりますが、その悩みを解消できるのがムイラプアマです。
血行促進作用がありますので下記の効果があります。

・性機能回復
・性欲向上
・男性機能向上
・滋養強壮
・ホルモンバランスを整える
・媚薬効果
・疲労回復促進
・動脈硬化予防
・神経機能向上
・冷え性の改善
・ストレスを緩和
・アンチエイジング
・コレステロール値の低下
・低体温防止
・AGA予防
・抗リウマチ作用
・抗ストレス作用

ED改善

男性ホルモンのテストステロンが減少することで、EDの症状や、性欲減退といった症状が出やすくなります。

ムイラプアマには、テストステロンを増やす作用があり、神経系に働きかけるので、精神的なことが原因で起こる心因性EDにとくに効果的であり、さらに精力アップも期待できます。

ほかにも男性器周辺の血管も拡張させるので、勃起力アップやペニスのサイズアップにも繋がります。

睡眠の質と朝立ち

睡眠と朝立ちには関連性があり、眠りにつく際、体内の血管は拡張され、身体が温かくなります。
睡眠の質がよくなることで、体内の血行も促進されやすくなり起床時の勃起の硬度や頻度が増加します。

ムイラプアマが必要な人

・勃起力が弱く、中折れしやすくなってしまった
・加齢などにより、全身の血流が悪くなっている
・性行為中の持久力が保てない
・メタボや高血圧症といった生活習慣病の人
・ストレスにより、寝不足になりやすい
・肌のトラブルを解決したい

ムイラプアマの摂取方法

ムイラプアマの根は医薬品扱いになるので、医師の処方箋がなくては入手することができません。
たとえ、ムイラプアマは入手したところで直接調理をする方法はないとされています。

そのため栽培しているブラジルの人たちは、ムイラプアマの樹皮を乾燥させて煮出し、水に混ぜて飲んだり、入浴剤、マッサージ用のオイルとして使用してきました。

では日本人がムイラプアマを摂取したい場合はどうすればいいのか。それは樹皮の部分を使用したエキスが配合されているサプリメント、精力剤、カプセル、錠剤、栄養ドリンクから、自身の症状にあった商品を探し摂取することができます。

なかでも副作用の心配がないとされているサプリメントで摂取するのが1番安心でお手軽な方法といえます。
もし気になる商品が日本で販売されていない時は、個人輸入代行サイトを利用することで簡単に入手することができます。

摂取量

ムイラプアマの1日の摂取量はとくに記載されていませんが、ドイツの医療行政機関では自分の体重に合った量を摂取するようにと発表しています。

摂取量の数値の出しかたは、体重1kgに対して1日0.1mgまでです。
体重が60kgの人であれば、1日の摂取量は6mgまでとなります。

摂取量に注意しながらお飲みください。

効果的な飲み方

ムイラプアマは、医薬品のような即効性はなく、基本的には飲み続けることが一番効果的だといえます。

サプリメントでムイラプアマを摂取する場合は、健康食品と同じ扱いになりますので、どのタイミングで飲んでも問題ありませんが、目的により推奨されている飲み方がありますので紹介します。

疲労回復

ムイラプアマは、運動の最中、もしくは運動後に摂取することで疲労回復への効果が高まります。

性機能の回復

性機能の回復が目的の場合は、空腹時に摂取することで体内に吸収されやすくなりますので、食事の前が推奨されています。

ムイラプアマの副作用

適量の摂取であれば、一般的には副作用の心配はありませんが、人によっては過剰摂取したことにより、肝臓を傷めてしまい副作用がおこる可能性があります。

まれではありますが、吐き気、消化不良といった症状になります。

ムイラプアマの注意点

ノコギリヤシの注意点は下記になります。

・長期間、または早く効果を実感したいと過剰に摂取してしまうと肝機能障害を誘発する可能性があります。

併用注意

下記に該当する人は使用前に医師に相談をしてください。

・心臓、高血圧、血管系の治療薬を服用している人。

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