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ナイアシンとは

ナイアシンとは

ナイアシン(別名ビタミンB3)とは、男性、女性ともに身体の中で多く存在している水溶性ビタミンの1つです。

ナイアシンは糖質、脂質、たんぱく質、炭水化物のエネルギー代謝や、性ホルンモンにも関与しており、体内の物質の代謝にかかせない栄養素といえます。

基本的には魚介類、魚類、肉類などを含む健康的な食事を心掛けていれば不足しないといえますが、もし不足した場合でもサプリメントから摂取することが可能です。

ナイアシンは他のビタミンB群(B1、B2、葉酸、B6、B12)と合わさることでさらなる効果を発揮することから医療現場でも使用され、精神科医も精神疾患を治すビタミンと紹介しています。

近年の研究では精神疾患のほかにも、加齢による老化、臓器、皮膚、筋肉の修復作用があることから食品メーカーや美容業界も注目しています。

ナイアシンの効果

ナイアシンは身体全体の500種類(人間の体内で重要な役割をもつ)もの酵素の働きをサポートしています。
特に血行促進作用や、皮膚・粘膜の炎症の防止に効果的です。

血行促進

血行が促進されることで、身体全体が温まり冷え性の改善や性機能の改善が期待できます。

ほかにも、コレステロールや中性脂肪を減少させますので、ダイエット、動脈硬化、心臓病、高脂血症、メタボリックシンドロームの予防にもよいとされています。

男性への効果

血管が拡張されることで、男性器周辺への血流の流れも改善され、勃起力のサポートや精力アップに繋がります。

またイチョウ葉エキス、ヨヒンベエキス、マカといった他の成分と合わさることで相乗効果を発揮し、さらに男性機能の向上が期待できます。

女性への効果

血管が拡張されることで、生理痛や生理不順の改善、アンチエイジング効果も期待できます。

ほかにも媚薬の成分として使用されており、性欲増進作用のあるアルギニンと合わさることで性交痛や不感症の改善に効果的です。

皮膚・粘膜の炎症の防止

抗酸化作用があるので、肌の代謝アップに効果的です。

皮膚の健康を保ち免疫力も回復させるので、女性の悩みでもあるニキビ、シミ、日焼け、黒ずみといった症状を改善することができます。

他にも研究の結果、皮膚がんのリスクも減少できると発表されています

そのほかの効果

脳神経の働きをサポートすることから、神経系の症状を防ぐ効果もあり不眠症の改善にも有効的とされています。

また、アルコールを分解する働きも持っているので二日酔い予防に効果的です。

ナイアシンが必要な人

下記に該当する人はナイアシンを摂取することで改善、解消することができます。

・肌荒れが気になる
・冷え性である
・疲労感がでやすい
・胃腸障害がおこりやすい
・食欲不振である
・うつになりやすい
・イライラしやすい
・口内炎ができやすい
・不安になりやすい
・肉や魚が苦手
・お酒をよく飲む
・インスタント食品が好き
・過激なダイエットをしている
ナイアシン欠乏症の人

ナイアシン欠乏症とは

不規則な食生活やアルコールの摂取しすぎにより、体内からナイアシンが欠乏してしまう状態で、代謝内分泌疾患の1つであり、尿検査により診断されます。

主な症状は、独特な暗赤色の発疹が皮膚に現れ、舌が暗赤色に変色します。
ほかにも、消化器系の不調、不眠、疲労感が抜けない、認知症といった症状が報告されています。

ナイアシン欠乏症の治療方法は高用量のナイアシンを投与することで改善できます。

ナイアシンの摂取方法

ナイアシンは体内で生成できますが必要量まで達しないので、不足している分に関しては、食事やサプリメントで補う必要があります。

ですが1日だけ食事やサプリメントでナイアシンを摂取しても、すぐに体外に排出されてしまいますので、バランスを考えながら数回に分けて摂取したり、続けて摂取することが大切です。

食事から摂取

ナイアシンは食事から摂取することが可能ですが、調理する際に注意点があります。

熱には強いので加熱は問題ありませんが、水に弱いという性質をもちます。
そのため、洗ったり茹でてしまうことで含まれているナイアシンの約7割が流れ出てしまいます。

水に浸す時間を短くし素早く洗うか、茹で汁ごと食べれる調理法がおすすめです。

サプリメントで摂取

食事で摂取しきれない不足分に関しては、サプリメントで摂取する方法がおすすめです。

偏食の人や、アルコールをよく飲む人は特にナイアシンが不足しやすくなります。

手軽に摂取できるうえ、ナイアシン以外の栄養素が配合されているため、病気の予防、健康維持、ダイエット、アンチエイジング、疲労回復、性機能の向上など目的に応じた商品を飲むことも可能です。

健康維持や美容目的であれば、薬局などで購入することができますが、性機能の向上を求めている場合は海外での販売がほとんどです。

その場合は個人輸入代行サイトを利用することで、目的にあったものを簡単に購入することができます。

効果的な飲み方

ナイアシンの1日の摂取量は年齢により異なりますが、成人の場合でしたら男性は13~15mg。女性は10~12mgが推奨されています。

あくまでも目安量となりますので自分の体調に合わせながら増減してください。

ナイアシンを摂取するタイミングは特に決められていませんが、自分の中で時間を決めて摂取することで飲み忘れを防ぐことができます。

またビタミンの一種なので長期間摂取しても問題はありません。

美容効果を求める人は、コラーゲン、ビタミンCと一緒に摂取することでさらに効果が高められます。

ナイアシンを多く含む食品

食品100gあたりに含まれるナイアシン

肉類

豚レバー(肝臓)・・・14.0g
牛レバー(肝臓)・・・13.5g
焼豚・・・13.5g
くじら・・・11.9g
鶏ささみ・・・11.8g
ビーフジャーキー・・・11.8gg
鶏むね肉・・・11.6g

魚介類

たらこ・・・56.9g
かつおぶし・・・45.0g
めんたいこ・・・19.9g
かつお・・・19.0g
いわし・・・15.6g
まぐろ・・・14.2g
するめ・・・14.1g
味付けのり・・・12.2g
わかめ・・・10.5
さば・・・10.4g
めざし・・・10.3g

そのほかの食品

【調味料】
ドライイースト・・・22.0g
【木の実】
らっかせい・・・17.0g
バターピーナッツ・・・17.0g
【きのこ類】
干ししいたけ・・・16.8g
【ジャム】
ピーナッツバター・・・16.2g
【野菜類】
とうがらし・・・14.0g

ナイアシンの副作用

ナイアシンは一般的には副作用がないとされています。

しかし、過剰に摂取してしまうと血管拡張作用により上半身のほてり、かゆみが生じることがありますが、尿から排泄されるので一時的な副作用となり基本的にはすぐに治まります。

ほかにも、ナイアシンフラッシュ(ホットフラッシュ)が発症したと報告されています。

人によってはまれではありますが、顔や皮膚に赤みやかゆみ、吐き気がおこる可能性があります。

ナイアシンフラッシュ

ナイアシンフラッシュとはナイアシンを過剰摂取した際におこる副作用の1つとなり、急激に血液が体内の隅々まで行きわたることでおこります。

最初のうちは震え、めまい、不安、頭痛、不眠などの症状が発症しますが、継続して摂取することですぐに落ちつきます。

ナイアシンフラッシュは不安な一面もありますが、メリットもあるとされています。

血行が促進されたことで下記への効果を発揮します。
・生理不順
・冷え性
・肌荒れ
・疲労感
・腰痛
・頭痛
・肩こり
・肥満予防
・イライラ解消
・精神バランスを整え、統合失調症やうつ病を予防
・二日酔い防止

しかしながら過剰に摂取してしまうことで肝臓への負担もありますので、気をつけましょう。

ナイアシンの注意点

下記に該当する人は使用前に医師に相談をしてください。

・糖尿病の人
・痛風の人
血糖値や尿酸値が上昇し症状を悪化させる可能性があります。
・肝疾患の人
肝臓に多少負担がかかることがあります。
・現在抗生物質を服用している人
ナイアシンの吸収を妨げる可能性があります。
・妊娠中の人 摂取は可能とされていますが胎児に影響を及ぼす可能性があります。勝手に判断しないようにしましょう。

ナイアシンが含まれている商品一覧

ナイアシンの成分が含まれている商品をご紹介します。

  • ビバクリーム

    ビバクリーム

    ビバクリームは、膣分泌液の増加が期待できる塗るタイプの媚薬です。

    配合されているナイアシンには血行促進作用、アルギニンには感度向上の作用があるので、女性の敏感部分に塗布することで性交痛、不感症の症状に効果的となります。

    ビバクリーム

参考サイト:
ナイアシン-Wikipedia
ナイアシン-MSDマニュアル家庭版
ナイアシンの食事摂取基準