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デエビゴが効かない理由とは-効かない場合の対処法

デエビゴが効かない理由とは-効かない場合の対処法

デエビゴは、「オレキシン受容体拮抗薬」に分類されている睡眠薬です。
依存性が少ないため安全に使用できますが、あまり効かないと悩んでいる人も少なくありません。
ここでは、デエビゴが効かない理由や対処法について、わかりやすく解説します。

デエビゴと他の睡眠薬との比較も確認したい方は、睡眠薬強さランキング睡眠薬即効性ランキングもご確認ください。

デエビゴが効かない人の特徴

デエビゴが効かない人のよくある特徴として、以下の症状があります。

・なかなか寝付けない
・睡眠時間は確保できているが、寝た気がしない

デエビゴは自然な眠気を促す睡眠薬のため、強引な入眠作用がなく、効果が不十分に感じられる場合があります。
さらに、副作用として倦怠感や悪夢などがあるため、寝たはずなのに悪夢に疲れて寝た気がしないと感じる人もいます。

そのほかには、以下の状態になることもあります。

・夜中に 目が覚めてしまう
・早朝に目が覚めてしまう

この場合、デエビゴの効果が完全には発揮されていないことが考えられます。

デエビゴの効果時間について知りたい方は、デエビゴは何時間寝れるのかを解説した記事もご確認ください。

次の項目では、効かない理由についてさらに詳しく掘り下げていきます。

デエビゴが効かない理由

デエビゴを服用しても、あまり効果を感じられない場合、以下の理由が考えられます。

・正しく服用していない
・寝る時間が早すぎる
・自律神経が乱れている
・飲む量が少ない

どんなに優れた医薬品でも、用法用量を守らなければ、正しい効果を発揮できません。
また、生活習慣や体調などが、効果に 影響を与えている場合もあります。

まずは、「正しく服用していない」について解説します。

正しく服用していない

デエビゴを正しく服用していない場合、効果が十分に発揮されません。
間違った服用方法や生活習慣が、デエビゴの効果を弱めたり、妨げたりすることにつながるからです。

ここでは、日常的についやってしまいがちな、デエビゴの効果を妨げる習慣を紹介します。

空腹時に飲んでいない

デエビゴを空腹時に飲んでいない場合、効果が出ないことがあります。

デエビゴは食事の影響を受けやすい医薬品のため、食事から最低でも3時間空けた空腹時に飲まければならないからです。

食事と服用の間隔が短いと、寝つきが悪くなり、眠りも浅くなる可能性があります。

デエビゴの効果を十分に発揮させるために、食事からは最低でも3時間空けて服用しましょう。

寝る前にスマホ・パソコンを見ている

寝る前にスマホやパソコンを見ていると、デエビゴが効かない場合があります。

スマホやパソコンを使用すると、画面からの光刺激により、夜中であっても脳が昼間だと勘違いしてしまうためです。

寝る前のスマホやパソコンの操作は、デエビゴの効果を妨げることにつながります。
最低でも、寝る1時間前までには使用をやめましょう。

夕方以降にカフェインを摂取している

カフェインの摂取が、デエビゴの効果を妨げている場合もあります。

カフェインには、覚醒作用と利尿作用があるためです。

カフェインを夕方以降に摂取すると、これらの作用が夜中まで続き、眠れなくなったり、何度もトイレに起きてしまうことがあります。

デエビゴの効果を発揮させるためにも、夕方以降のカフェイン摂取は控えましょう。

寝る時間が早すぎる

寝る時間が早すぎることも、デエビゴが効かない原因となっている可能性があります。

早すぎる時間に布団に入ると、早く眠らなければという強迫観念により脳が覚醒してしまうのです。
また、すぐに入眠できても、デエビゴの効果が切れて途中で目が覚めてしまうこともあります。

眠れない時は無理に寝ようとせず、一度布団から出て眠気が来るのを待ちましょう。

自律神経が乱れている

自律神経の乱れにより不眠症になっている場合は、デエビゴに限らず睡眠薬そのものが効かない可能性があるため、睡眠薬以外の方法を考えましょう。

自律神経の乱れからくる不眠症の場合、睡眠薬よりも、ストレスや生活習慣の改善、抗うつ剤の服用の方が効果的で、眠れるようになることが多いです。

原因の改善に努める、抗うつ剤を服用するなど、自分に合った別の方法で不眠症を治しましょう。

飲む量が少ない

デエビゴを服用しているのに効果を感じない場合は、服用量が少ないのかもしれません。

デエビゴは通常5mgを服用しますが、睡眠薬が初めての人や高齢者の場合は、2.5mgから開始します。
ただ、2.5mgでは、人によってはほとんど効果が出ません。
また、体質や体格によっては、5mgでも足りないことがあります。

そこで次の項目では、デエビゴの服用量が合っていない人に向けた対処法を詳しく説明します。

デエビゴの用量が合っていない場合の対処法

ここからは、デエビゴの用量が合っていないことで効果を実感できない場合の対処法を、用量ごとに解説します。

デエビゴ2.5㎎が効かない時
デエビゴ5㎎が効かない時
デエビゴ10mgが効かない時

デエビゴ2.5㎎が効かない時

現在デエビゴ2.5mgを服用中であまり効果を感じない場合は、5mgへの切り替えをおすすめします。

一番容量の少ない2.5mgは、睡眠薬を使用するのが初めての人や、代謝が落ちているために効きすぎる可能性のある高齢者向けです。
そのため、健康で若い年代の場合では、服用量が足りず効かないことがあります。

2.5mgを服用してみたが、とくに副作用は問題ない、でも効果も感じないという場合、5mgに変更することで効果を実感できるかもしれません。

デエビゴ5㎎が効かない時

デエビゴ5mgを服用していてあまり効果を感じない場合は、10mgへの切り替えをおすすめします。

通常、成人は5mgの服用とされていますが、体質や体格によって効果の出方に違いがあります。
デエビゴは、2.5mg、5mg、10mgと3種類の錠剤があるため、5mgが効かない場合は10mgを試してみましょう。

ただし、用量が増える分、副作用のリスクも増えるので、服用後の体調の変化には十分注意してください。

また、デエビゴは依存性の少ない睡眠薬ですが、10㎎のまま長期間服用してしまうと、身体が慣れてしまい効かなくなることがあります。
10㎎を服用して問題なく眠れるようになったら、そのあとは徐々に減量していきましょう。

デエビゴ10㎎が効かない時

デエビゴ10mgを服用しても効果が出ないときは、別の睡眠薬への切り替えで効果が出ることもあります。

デエビゴの最大量である10㎎を服用しても効かない場合、

・デエビゴでは効果が弱い
・デエビゴが体質に合っていない

という原因が考えられるためです。

デエビゴからの切り替えでよく挙がる睡眠薬には、デエビゴと同じ作用メカニズムを持つベルソムラや、作用メカニズムは違うものの、デエビゴと同じく安全性が高いロゼレムがあります。

デエビゴ ベルソムラ ロゼレム
商品 デエビゴ通販 ベルソムラ通販 ロゼレム通販
種類 自然な眠気を強くする睡眠薬
分類 オレキシン受容体拮抗薬 オレキシン受容体拮抗薬 メラトニン受容体作動薬
有効成分 レンボレキサント スボレキサント ラメルテオン
入眠までの時間 約1.3時間 約1.5時間 約1時間
作用時間 約3~4時間 約10時間 約1~2時間
効果 入眠困難/中途覚醒/早朝覚醒/熟眠障害 入眠困難/中途覚醒/早朝覚醒/熟眠障害 昼夜逆転/時差ボケ/入眠困難
価格 1錠564円~ 1錠246円~ 1錠346円~

ただし、これらの医薬品は、効果の強さに関してはデエビゴと同じもしくはマイルドなため、人によっては効果を実感できないケースも多いとされています。

そこで、より効果の高いルネスタへの移行もおすすめです。

◇睡眠薬ルネスタ◇
・非ベンゾジアゼピン系に属する睡眠薬。
・筋肉がゆるむ作用が少ないので、ふらつきの症状があまり出ない。
・耐性がつきにくく、依存性も少ない。
・作用時間が短いので、翌日に眠気が残りにくい。

ルネスタの属する非ベンゾジアゼピン系は、デエビゴが属するオレキシン受容体拮抗薬よりも、効果が高いとされています。
また、ルネスタにはジェネリック医薬品があるため、1錠63円~とデエビゴより価格を抑えて購入できるというメリットもあります。

デエビゴの最大用量10mgが効かない場合は、ルネスタをはじめとした他の睡眠薬への切り替えも検討してみましょう。

ほかの睡眠薬も確認したい方は、通販可能な睡眠薬一覧をご確認ください。

デエビゴは追加服用していい?

デエビゴを服用したのに寝付けない、夜中に目が覚めて起きてしまったという場合、デエビゴの追加服用はおすすめできません。

デエビゴを追加服用した際の有効性や安全性は確認されていないからです。

デエビゴに限らず、睡眠薬の追加服用は、過量摂取(オーバードーズ)や、必要以上の効果増強につながり危険です。
また、翌日の日中にまで作用が続き、ひどい眠気が残る可能性もあります。

デエビゴを服用したのに寝付けない、夜中に目が覚めてしまったという場合でも、追加でデエビゴを服用することはやめましょう。

まとめ

デエビゴを服用したのに効かない場合の理由と対処法について、この記事で解説したことをまとめました。

◇デエビゴが効かない理由◇
・正しく服用していない。
・飲む量が少ない。
・寝る時間が早すぎる。
・自律神経が乱れている。

◇デエビゴが効かない場合の対処法◇
・食事から最低でも3時間空けた空腹時に飲む。
・寝る1時間前までにはスマホ・パソコンの使用をやめる。
・無理に寝ようとしない。
・自律神経の乱れによる不眠症は抗うつ剤を検討する。
・デエビゴの飲む量を増やすか、ルネスタなど別の睡眠薬に切り替える。

デエビゴは、依存性が少なく安全に使用できる睡眠薬ですが、飲み方や生活習慣、体質、体格などのさまざまな原因から効果を実感できない場合があります。

原因の改善や別の睡眠薬への切り替えを行って、ぐっすり眠れる質の良い睡眠を取り戻しましょう。

よくある質問

ここでは、デエビゴの効果に関連してよくある質問にお答えします。

デエビゴは高齢者には効かない?

デエビゴは、高齢者が服用しても効果が出る睡眠薬です。

ただし、高齢者は若者に比べて代謝が落ちているため、デエビゴを服用すると有効成分の血中濃度が高くなりすぎることがあります。

そのため、高齢者の場合は最小用量の2.5mgから服用を開始し、様子を見ながら増減していきましょう。

デエビゴは効かない日がありますか?

実際服用している方々によると、日によって効く日と効かない日があるという意見もあります。

あまり効果を感じなかった日は、食事と服用までの間隔が短かった、布団に入る時間が早すぎた、寝る前にスマホやパソコンを見てしまったなどの理由が考えられます。

医薬品の効果を最大限に引き出すために、服用ルールを守り、生活習慣を改善しましょう。