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糖尿病だとマッサージはダメ?これを押さえておけばOK

糖尿病だとマッサージはダメ?これを押さえておけばOK

よく糖尿病の人はマッサージがダメといわれますが、実は絶対NGというわけではありません。

とはいえ、

「なぜ糖尿病だとマッサージがダメ?」
「どんなマッサージならやっていいの?」
「糖尿病に対するマッサージの効果は?」

といった疑問をお持ちではないでしょうか?

この記事では、糖尿病だとマッサージがダメとされる理由や、糖尿病の人がマッサージをするときの注意点について、わかりやすく解説しています。

糖尿病の人やつらい症状にお悩みの人は、ぜひ最後までご覧いただき、健康のためにマッサージを取り入れてみてください。

糖尿病でもマッサージはダメではない

糖尿病でもマッサージはダメではない

糖尿病の人はマッサージがダメというわけではなく、むしろ適度なマッサージによって血流を良くするため、糖尿病の改善に効果的です。

たとえば、血行を促進するマッサージは、糖尿病の影響によるむくみや冷えを改善します。
ほかにも、フットマッサージにより足をほぐすことで、糖尿病による合併症を予防する効果もあるのです。

そのため、糖尿病だからマッサージがダメというのは間違いで、むしろ正しい方法でマッサージすることによって、糖尿病のつらい症状を改善してくれるでしょう。

しかし、糖尿病の合併症を発症している場合には、いくつかの注意点があり、医療機関によっては糖尿病患者のマッサージを禁忌としている場合もあります。

糖尿病だとマッサージが禁忌なのはなぜ

糖尿病患者のマッサージが禁忌とされるのは、合併症による神経障害が発症している場合です。

神経障害を伴わない糖尿病の場合は、マッサージをしても大丈夫なのでご安心ください。

ただし、糖尿病自体はマッサージが禁忌というわけではないものの、力加減を誤ったり長時間のマッサージをおこなったりすると、血液の循環などが悪化してしまうこともあるため、注意しておかなければなりません。

ここからは、糖尿病の合併症として神経障害が発症している場合について解説していきます。

糖尿病による神経障害にマッサージはダメ?

神経障害により感覚が鈍くなった状態では、マッサージの力加減を間違えてしまいやすく、強い刺激によって内出血や血行障害を引き起こす恐れがあります。

とくに、糖尿病の人は血管がもろくなっていることも多く、最悪の場合は、壊死や下肢切断に至る可能性があるため注意してください。

症状が進行するほど感覚は鈍くなっていくため、糖尿病で神経障害の合併症がある人は、力加減には気を付けてマッサージしましょう。

糖尿病の人がマッサージするときの注意点

糖尿病の人がマッサージするときの注意点

糖尿病の人がマッサージをする場合、以下の注意点を守りましょう。

・施術してもらうときは糖尿病であることを伝える
・自分でマッサージするときは力を入れ過ぎない

マッサージのやり過ぎや、強い力で揉んでしまうと、血栓が発生してしまう可能性があります。
血栓ができると血流は悪くなり、糖尿病の症状や合併症が悪化してしまうでしょう。
物足りないと感じるかもしれませんが、強く揉むマッサージではなくても、患部をさするだけでも効果はあります

いずれも、施術する人に糖尿病であることを事前に伝えておき、自分でやるときには力を入れ過ぎないことで、糖尿病の症状を悪化させず、安全にマッサージすることが可能です。

糖尿病の人がマッサージするときの方法

糖尿病の人がマッサージするときの方法

糖尿病の人がつらい症状を改善するマッサージとして、以下3つの方法をご紹介します。

・足のしびれ改善マッサージ
・足の痛み改善マッサージ
・足のむくみ改善マッサージ

糖尿病は足に症状があらわれやすいのですが、マッサージすることによって症状を改善することができます。
たとえば、足のつりやむくみであれば、ある程度はマッサージで改善できるでしょう。

さらにマッサージによる血行促進効果により、糖尿病の症状悪化を防止し、合併症のリスク軽減にもつながります。
どれも簡単にできる方法なので、順番に確認していきましょう。

足のしびれ改善マッサージ

糖尿病の足のしびれを改善するマッサージでおすすめなのは、下記のツボ押しです。

・足の前側(脛から足先)の場合:足三里(あしさんり)のツボ
・足の後ろ側 (ふくらはぎから足首)の場合:陽陵泉(ようりょうせん)のツボ

ツボを押すことで腓骨神経内の血流が改善されて、しびれを緩和できます。
強さは優しく、両方の親指を重ねて押すと安定して押しやすくなります。
また、ストレッチも効果的です。

糖尿病になってしまうと、足の裏や指にしびれがあらわれることがあります。

手よりも足にしびれの症状があらわれやすく、ジンジンする、ピリピリする、といった感覚が特徴です。

ほとんどの人がたいしたことないと考えがちですが、しびれを放置するとケガに気づかす感染症を引き起こす可能性や、重篤な病気につながる恐れがあります。

簡単にできるので、足のしびれを改善するマッサージを、ぜひ取り入れてみてください。

足の痛み改善マッサージ

足を軽く揉む、足首や足の指をゆっくり大きく回すといったマッサージを、足浴や入浴時など、温めながらおこなうマッサージが効果的です。

糖尿病の人は、ふくらはぎの張りや痛みを感じることがあり、放置すると合併症や糖尿病の悪化につながる可能性があります。

改善方法としてマッサージをおこなうことで、血行を促すとともに冷え対策心身のリラックス効果を得られます。

また、ふくらはぎなどの足の痛みは病変のサインでもあるため、様子を見ながら慎重におこないましょう。

ただし、あまりにも足の痛みが酷いようであれば、マッサージで改善するのは難しいかもしれません。
足の痛みが我慢できないときは、すみやかに医療機関を受診しましょう。

足のむくみ改善マッサージ

足のむくみを改善するマッサージの流れは、以下の通りです。

①床に座り、片方のふくらはぎを体の真ん中に置く
②足の甲と裏を優しくさする
③足首から膝まで順に押していく

糖尿病の人は、足がむくみやすくなっています。
あまり力を入れずに、楽な状態で気持ちいいと感じる力加減でマッサージするのがポイントです。
さらに、オイルやクリームを使えば摩擦が減って肌への負担が少なくなり、好きな匂いを選ぶことで、リラックス効果も高められます。

ただし、マッサージは足のむくみ改善には効果的なものの、やり過ぎには注意しなければなりません。
1日1回数分を目安に、就寝前や湯船に使っている際におこなうのがベストです。

足のむくみがつらい人は、ぜひ改善のためにマッサージを試してみてください。

糖尿病で足がつる(こむら返りが起こる)のはなぜ?

糖尿病で足がつる(こむら返りが起こる)のはなぜ?

糖尿病になると、足がつる、こむら返りといった症状が起こりやすくなるといわれています。

原因は明らかにされていないものの、とくに2型糖尿病の人は、足のつりやこむら返りが起こりやすくなっているので注意しておきましょう。
また、糖尿病による血流の滞り、末梢神経への障害が原因で起こりやすくなるという報告もあります。

他にも、体の冷えや脱水、ミネラルバランスなどの影響も、足がつる原因になるため、こまめな体調管理が大切です。

足がつった場合や、こむら返りが起こったときの応急処置は、以下の通りです。

①リラックスして全身の力を抜く
②足がつった部分を優しく伸ばしていく
③足首を回し、筋肉のこわばりをほぐす
④膝を立てて、少しの間、安静にする

急に筋肉を動かすと、足のつり(こむら返り)が悪化するだけではなく、肉離れにつながることもあります。
足がつっていても、応急処置は慌てずに、ゆっくりとおこないましょう。

足がつる・こむら返りの対策

足がつる、こむら返りは、下記の方法で対策できます。

①水分の摂取
②ストレッチやつま先の運動で下肢の血行改善
③体を冷やさない
④湯船につかる
⑤ミネラルの摂取(カルシウム、マグネシウム、タウリン、ビタミンなど)

普段の生活で、あまり水分をとらない人や、体を冷やしがちな人は、十分に注意してください。
体が水分不足やミネラル不足だと、筋肉の収縮がうまくいかず、夜間に突然足がつる、こむら返りの症状が起こりやすくなります。
とくに、夏の熱い時期や冬の暖房がきいた空間にいる場合、こまめに水分を摂取してください。
脱水状態は、筋肉の痙攣を引き起こす原因になるため、運動の後なども体の水分やミネラルが不足しがちです。

足のつり(こむら返り)は、水分やミネラルの補給、ストレッチや体を温めてあげることで対策できます。

糖尿病の人向けマッサージ機の選び方

糖尿病の人向けマッサージ機の選び方

マッサージ機は、下記のポイントをおさえて機器を選びましょう。

・施術時間が短い
・マッサージの強さが選べる

1回の施術時間が短いものや施術時間を選択できるものは、やり過ぎ防止に効果的です。
また、痛く感じる強さはかえって症状の悪化につながるため、マッサージの強さが調整できるかどうかチェックしましょう。

体に異常を感じたときや違和感があるときは、すぐにマッサージ機の使用を中止してください。

まとめ

  • 糖尿病でもマッサージはダメではない
    ただし、神経障害の合併症がある人は要注意
  • 適度なマッサージは糖尿病の症状を改善する
    ただし、マッサージのやり過ぎや強い力でおこなうと逆効果
  • 糖尿病の人は足のつりやこむら返りが起こりやすい
    これは、体を温めて水分やミネラルを補給することで対策できる

糖尿病はマッサージが禁忌の病気ではありません。
適度なマッサージは血行をよくするため、糖尿病の症状を改善し、足のつりやこむら返りを起こりにくくします。
神経障害などの合併症には注意しつつ、体のつらいところを、正しい方法でマッサージしてあげましょう。

Q&A

Q&A

糖尿病とマッサージに関する、よくある質問にお答えしています。

Q.糖尿病にはフットケアが大切ですか?

A. 日頃のフットケアは大切です。
糖尿病による神経障害で感覚が鈍ると、足にケガをしても気づけなくなってしまいます。
足のケガを放置することで感染症を引き起こし、足の変形につながる恐れもあるため、注意が必要です。
また、糖尿病になると抵抗力も低下するため、傷口が化膿しやすくなります。
感染症のリスクを抑えるためにも、日頃からフットケアをおこなうことがなによりも大切です。

不安がある人は、以下のポイントをおさえておきましょう。

・こまめに足の状態をチェックする
・足の清潔を保つ
・爪を切り過ぎない
・自分の足に合った靴を履く
・素足をさけ、靴下を履く

Q.糖尿病の人はリンパマッサージしてもいいですか?

A. 糖尿病の人は、リンパマッサージと相性がよくないため、あまりおすすめできません
というのも、リンパマッサージは一気に血液を流すことで、血流を改善するというマッサージ方法です。
そのため、心臓に負担をかけてしまう恐れや、血糖値や血圧を急激に変化させてしまう可能性があるため、あまりおすすめできません。

Q.糖尿病におすすめのツボはありますか?

A. 糖尿病の人におすすめのツボを紹介します。

・膵兪(すいゆ):膵臓の機能を活性化させるツボ
・腕骨(わんこつ):糖の代謝を助け、内分泌の働きを促すツボ

自分が気持ちいいと感じるくらいの強さで、ツボを押しましょう。
回数の目安は1クール10~20回の指圧で、1日4~5回おこなってください。
何度もやり過ぎたり、力を入れ過ぎたりしないよう、優しくツボを押してあげましょう。