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グルコバイ販売中止の理由と代替品の紹介

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グルコバイは「α-グルコシダーゼ阻害薬」に分類される医薬品のひとつで、世界的な製薬メーカーのバイエルが開発しました。
炭水化物の消化吸収を遅らせることで、食後の血糖値の急上昇を抑える効果を発揮します。
主に2型糖尿病の治療に使いますが、ダイエット薬としても活用されています。

しかし、突然販売中止となったのです。
この記事では、グルコバイが販売中止になった理由や、グルコバイの代替品の紹介をしていきます。

グルコバイが販売中止になった理由

グルコバイが販売中止になった理由

グルコバイが販売中止になった理由は、中止の発表時に明かされていません
ただし、危険だからというわけではなく、需要の低下が理由だと考えられています。

ちなみに、α-グルコシダーゼ阻害薬を使用する際、低血糖を防ぐためのブドウ糖が必要であるため、バイエルではグルコバイの製造・販売とともにブドウ糖の提供をおこなっていましたが、グルコバイの販売中止とともにブドウ糖の提供も終了しました

いつ販売終了するのか

グルコバイがいつ販売終了になるのか気になる人もいるでしょうが、国内ではすでに販売を終了しています

グルコバイの出荷終了の予定時期は2022年10月で、在庫状況によって若干前後する可能性があるとされていました。
また、バイエルは2022年11月には販売中止を発表し、経過措置期間(廃止後も保険適用の対象となる期間)を2023年3月末までとしました。

現在、バイエルはグルコバイの出荷を完全に終了し、経過措置期間も終了しています。
そのため、医療機関では入手できません

入手することはできないのか

先述の通り、グルコバイの販売は終了していますが、個人輸入で海外から取り寄せることは可能です。
ただし、購入できるのは自己使用目的の場合のみです。

なお、グー薬局ではグルコバイの注文を承っています。
正規品を取り扱っているため、安心してお使いいただくことが可能です。
ダイエット目的で購入を考えている人は、チェックしてみてください。

グルコバイの代替品

ここでは、グルコバイの代替方法を紹介します。
主な代替方法としては、以下の通りです。

・グルコバイのジェネリック薬を飲む
ジェネリック薬は、グルコバイの有効成分アカルボースを活用した後発品です。
製薬メーカー各社から出ており、医療機関で処方してもらうこともできます。

・同じα-グルコシダーゼ阻害薬に分類される医薬品を飲む
同じα-グルコシダーゼ阻害薬にはベイスンセイブルがあり、同等の効果が期待できますが、飲み方や副作用、禁忌は異なるため、購入する前に自分の体に合っているか確認することが重要です。

ちなみに、ダイエット目的の場合、他のダイエット薬に切り替えるという手段もあります。
とくに最近は、「医薬品を飲むだけで痩せられる」ということでメディカルダイエットが注目されており、多様な医薬品から自分に合ったものを選ぶことができます。

以上のグルコバイの代替方法を参考のうえ、自分に合ったものを見つけてみましょう。
なお、メディカルダイエットについて、さらに詳しく知りたい人はこちらを参考にしてみてください。

グルコバイとアカルボースの違い

 グルコバイとアカルボースの違い

アカルボースはα-グルコシダーゼ阻害作用を持つ有効成分の名称であり、グルコバイはこの有効成分を含有する医薬品の商品名です。

アカルボースには、糖質をブドウ糖へ分解する酵素α-グルコシダーゼの働きを阻害する作用があります。
通常、食事で摂取した糖質はα-グルコシダーゼによってブドウ糖に分解されて吸収され、血糖値を高めますが、アカルボースが作用した結果、吸収が妨げられます。
結果的に、血糖値の上昇を抑制することが可能です。
上記のような効果を持つことから、グルコバイはα-グルコシダーゼ阻害薬と呼ばれています。

そんなアカルボースにより、ダイエット効果を得ることも可能です。
糖質から分解されたブドウ糖の血中濃度が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌されてブドウ糖を中性脂肪へと変換します。
これが糖質を摂りすぎることで太る仕組みですが、アカルボースは糖質からブドウ糖への分解を防ぐため、結果的に中性脂肪の増加が抑制されます。
そのため、アカルボースにはダイエット効果が期待できるのです。

なお、アカルボースを用いたダイエットについてはこちらで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

グルコバイとメトホルミンの違い

グルコバイとメトホルミンの違い

グルコバイとメトホルミンはいずれも2型糖尿病の治療薬として開発され、現在はダイエット薬としても使われていますが、具体的な作用に違いがあります

グルコバイは「α-グルコシダーゼ阻害薬」です。
分類は「糖吸収・排泄調節系」で、作用時間は2~3時間です。
食事で摂取した糖質の吸収を遅らせるのが特徴で、結果的に食後の血糖値上昇を抑えます

一方のメトホルミンは「ビグアナイド薬」です。
分類は「インスリン抵抗性改善系」で、作用時間は6~14時間です。

インスリン抵抗性改善とは、インスリン抵抗性が高い(インスリンの効きが弱い)状態を改善する働きを指しますが、ビグアナイド薬の場合、肝臓において糖が新たに作られるのを抑制し、インスリン抵抗性を改善します。また、腸において糖の吸収を抑制する効果もあります
結果的に、血糖値を下げることが可能です。

上記のように、具体的な作用に違いがありますが、いずれもスムーズな血糖コントロールによって体重の増加を防ぐのが共通点です。
また、低血糖を起こしにくいという点でも共通しています。

なお、メトホルミンに関してはこちらで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

まとめ

  • グルコバイの販売中止は危険だからというわけではなく、需要の低下といわれている
  • 出荷終了の予定時期は2022年10月とされている
  • 個人輸入なら購入が可能

グルコバイは2022年に販売中止したため医療機関では入手できませんが、自己使用目的の場合は個人輸入で入手することが可能です
これまで使っていた人も、使ったことはないけれど興味があるという人も、ぜひ試してみてください。

Q&A

Q&A

ここでは、グルコバイ販売中止についてのよくある質問にお答えします。

Q.グルコバイの効果を教えてください

A.グルコバイは、「食後過血糖改善薬」とも呼ばれる、2型糖尿病の治療薬です。
糖質をブドウ糖へ分解するα-グルコシダーゼの働きを阻害し、食事で摂った糖質が腸から吸収されるのを遅らせることにより、食後の血糖値上昇を抑える働きがあるためです。

さらに、グルコバイにはダイエット効果も期待できます。
血糖値が高まるとインスリンが大量に分泌されてブドウ糖を中性脂肪に変換し、脂肪細胞にため込んでしまいますが、血糖値上昇を抑える働きによってインスリンの分泌を抑え、中性脂肪が作られるのを抑制します。結果的に太りにくい体質となるため、ダイエット薬としても活用されているのです。

Q.グルコバイは食前と食後どちらがいい?

A.食前と食後を比較した場合、食前のほうがより適切です。
正確には、「食直前」に飲むことでグルコバイの効果が最も発揮されます。
グルコバイの有効成分は、糖質と同時に消化されることで糖吸収を抑制する作用を発揮するためです。

ちなみに、食直前とは食事を摂る5~10分前と定義されています。
1回100mgを1日3回、朝・昼・晩に飲みましょう。