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リベルサスとメトホルミンの違いを比較

リベルサスとメトホルミンの違いを比較

リベルサスとメトホルミンはどちらも2型糖尿病の治療薬で、ダイエット効果が期待できることからダイエットにも活用されています。

なお、リベルサスとメトホルミンは併用可能です。ただ、リベルサスとメトホルミンはどちらも血糖値を下げる効果があるため併用注意薬に指定されています。併用するときは低血糖の症状に注意してください。

この記事では、「リベルサスとメトホルミンの違い」や「どちらの方が痩せるか」などの疑問にお答えし、どちらがいいか知りたい人や併用するか悩んでいる人に向けて解説していきます。

リベルサスとメトホルミンの違いと比較

リベルサスとメトホルミンには下記のような違いがあります。

※参考1: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6224890/
※参考2:https://x.gd/3fID4
リベルサス メトホルミン
特徴 効果が強い 価格が安い
効果 半年で体重の5%程度痩せる 1年で1.2kg~5.6kg程度痩せる
副作用 出やすい 出ても弱い
注意点 低血糖、急性膵炎 低血糖、乳酸アシドーシス
成分名 セマグルチド メトホルミン
分類 経口GLP-1受容体作動薬 ビグアナイド系経口血糖降下剤

どちらも特別なことはせず、正しく飲むだけで体重が減少します。ただ、どちらも継続して飲むことで効果が強まる医薬品のため、効果を実感できるまでに最低2~3ヶ月は時間が必要です。では、リベルサスとメトホルミンはどのような医薬品なのか次の項目でそれぞれ解説します。

リベルサスとは

リベルサスはGLP-1受容体作動薬に分類される経口薬です。

リベルサスにはインスリンの分泌を促して血糖値を下げる効果があります。
また、インスリン分泌の促進と、胃の働きを抑制する働きによって食欲を抑さえる効果もあります。食事量が減ることで体重減少につながるため、ダイエット効果が期待されているのです。

他のGLP-1受容体作動薬と違って注射を打つ必要がないため、注射が苦手な人や痛みに弱い人でも続けやすいことが特徴です。

メトホルミンとは

メトホルミンはビグアナイド系に分類される経口薬です。

メトホルミンには肝臓での糖新生を抑制する働きと、余分な糖の排泄を促す働きによって血糖値を下げる効果があります。
そして、メトホルミンによって分泌量が増加したGLP-1が満腹中枢に働き、食欲を抑制する効果もあります。

なお、メトホルミンはリベルサスと違い、インスリンの分泌を促進しないため単独で飲んだときに低血糖が起こりにくいことが特徴です。

この他のメトホルミンの効果については別の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひお読みください。

リベルサスとメトホルミンはどちらの方が痩せる?

リベルサスとメトホルミンはどちらの方が痩せる?

体重減少効果を比較すると、リベルサスの方が効果は強いです。

糖尿病の患者さんを対象とした臨床試験において、リベルサスは飲み始めてから半年程度で約2~3㎏、メトホルミンは飲み始めてから1年程度で約1.2㎏体重が減少したという試験結果があるからです。
この試験結果からリベルサスの方が短期間で多く体重が減少していることが分かります。

リベルサスもメトホルミンも飲む量が多いほど効果が出やすくなります。
しかし、飲む量が増えると副作用も出やすくなるので注意が必要です。
継続して飲むことが最も重要なため、いきなり飲む量を増やすのではなく徐々に飲む量を増やしていきましょう。

こんな人におすすめ

リベルサスとメトホルミンはそれぞれ下記のような人におすすめです。

リベルサス メトホルミン
・効果の強い薬を探している
・短期間で痩せたい
・食欲を抑えるのが苦手
・副作用を抑えたい
・費用を抑えたい
・リバウンドを避けたい
・ダイエットに時間をかけてもいい

リベルサスとメトホルミンは、糖尿病ではない健康な人でも飲める医薬品です。
ただ、リベルサスとメトホルミンの禁忌事項に該当する人は飲めないので、先にご自身の体の状態を把握しておきましょう。

表を参考に、リベルサスとメトホルミンで自分が求める効果に合う方を選んでくださいね。

さて、実際にリベルサスやメトホルミンを飲むときにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。次の項目で解説します。

リベルサスとメトホルミンを飲めない人

リベルサスとメトホルミンには禁忌があり、禁忌事項に該当する人は飲んではいけません。

リベルサスとメトホルミンの禁忌事項は下記の通りです。

リベルサス メトホルミン
・リベルサスに対する過敏症の既往歴がある人
・糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の人
・重症感染症、手術等の緊急の場合
・乳酸アシドーシスの既往歴がある人
・重度の腎機能障害または透析治療中の人
・重度の肝機能障害
・ショック、心不全、心筋梗塞、肺塞栓など、心血管系や肺機能に重度の障害
・脱水状態
・過度のアルコール摂取
・重症ケトーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病
・栄養不良、衰弱状態、手術前後
・副腎機能不全
・妊娠中の人(妊娠の可能性がある人も含む)
・メトホルミンの成分又はビグアナイド系薬剤に対し過敏症の既往歴がある人

過去にリベルサスで過敏症(アレルギー症状)を起こしたことがある人やリベルサスではなくインスリン製剤による治療が必要な人は禁忌に該当します。

そして、メトホルミンは乳酸アシドーシスや低血糖を起こしやすい状態の人、インスリン製剤による治療が必要な人、妊娠中の人、メトホルミンやビグアナイド系の医薬品に対して過敏症(アレルギー症状)を起こしたことがある人が禁忌に該当します。

リベルサスとメトホルミンの飲み方

リベルサスとメトホルミンの飲み方

リベルサスとメトホルミンの飲み方の違いについてまとめました。

初めに、リベルサスとメトホルミンそれぞれの飲み方は下記の通りです。

〈リベルサスの飲み方〉
・1日1回3mg、7mg、14mgのいずれか1錠を1日の最初の飲食をする前に空腹の状態で120ml以下の水で飲む
・3mgから飲み始めて4週間以上経過したら7mgに増量して維持する
・1日1回7mgの用量で4週間以上飲み続けても効果が不十分な場合は1日1回14mgに増量することも可能

なお、リベルサスを飲むタイミングは起床時が推奨されています。

〈ダイエット目的の場合のメトホルミンの飲み方〉
・1日2回食前または食後に飲む
・1回の量は250mgから飲み始め1か月程度飲み続けたら1回に飲む量を500mgに増量して維持する

〈糖尿病治療の場合のメトホルミンの飲み方〉
・1日2~3回食前または食後から飲む
・1日の量は500mgから飲み始めて治療の効果を見ながら維持量の1日750mg~1500mgに調整する
・状態によっては1日の最大量2250mgまで増量可能

メトホルミンの1日の最大量は2250mgです。メトホルミンは効果や副作用の程度によって飲む量を調節できますが、1日の最大量以上に飲んではいけません。

そして、リベルサスとメトホルミンを併用するときは2つを同時に飲むことは避けてください。
リベルサスとメトホルミンを同時に飲むと、リベルサスの体への吸収が低下してしまいます。そのため、併用するときは先にリベルサスを飲み、30分以上経過してからメトホルミンを飲みましょう。

リベルサスを飲むときの注意点

リベルサスを飲むときの注意点

リベルサスは他の医薬品と違い、飲み方にやや特殊なルールがあります。誤った飲み方をするとダイエット効果が得られない可能性があるため下記の注意点を守って飲みましょう。

リベルサスは胃の内容物に影響を受けやすい性質があるため、必ず1日の最初の飲食の前に空腹の状態で飲んでください。そして、飲んだ後の最低30分間は飲食や他の医薬品を飲んではいけません。
また、錠剤を割って飲んだり、噛み砕いたりして飲むことも避けてください。

また、湿気や光に弱い性質もあるためリベルサスは飲む直前にシートから取り出してください。シートから出した状態で置いておくと薬の性質が変わってしまう可能性があります。

このように、リベルサスには飲むときに注意すべきことがあります。効果をしっかりと得るためにも正しい飲み方を守りましょう。

リベルサスとメトホルミンの副作用

リベルサスとメトホルミンの副作用

リベルサスとメトホルミンには副作用があります。

まず、リベルサスの副作用は下記の通りです。

〈主な副作用〉
吐き気、下痢、便秘、食欲減退などの胃腸障害
・頭痛
・糖尿病網膜症
・味覚異常など

〈重大な副作用〉
低血糖
急性膵炎
・胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸

なお、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などの症状は急性膵炎が疑われるため、すみやかに医療機関で適切な処置を受けてください。

メトホルミンの副作用は主に下痢や吐き気などの消化器症状です。重大な副作用には乳酸アシドーシスや低血糖などがあります。

他のメトホルミンの副作用については別の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてお読みください。

まとめ

ここまでにお伝えしたことのポイントをまとめました。

  • リベルサスとメトホルミンの主な違いは作用機序、効果の出方、飲み方、副作用
  • リベルサスとメトホルミンは併用可能
  • リベルサスとメトホルミンを併用するときは低血糖に注意が必要
  • どちらも飲む量が多いとダイエット効果が高まるが副作用のリスクも高くなる
  • 自分が求める効果などによって2つを使い分けたり併用したりすることが大切

Q&A

Q&A

リベルサスとメトホルミンについてのよくある質問にお答えします。

Q.リベルサスの併用禁忌薬は?

A.リベルサスに併用禁忌薬はありません。

しかし、併用注意薬として糖尿病治療薬とレボチロキシン製剤があります。リベルサスとこれらの医薬品を併用するときは低血糖などの副作用に注意しましょう。

また、何か不安な症状などが出た場合は医師や薬剤師に相談してください。

Q.リベルサスとメトホルミンはどっちがいい?

A.リベルサスは短期間で体重を落としたい人、メトホルミンは副作用を少なくしたい人におすすめです。

リベルサスとメトホルミンは異なる働きによって血糖値を下げる効果と食欲を抑制する効果があります。この2つの効果が体重減少につながるため、ダイエット効果が期待できます。

求める効果と比較して、自分の目的に合う方を選びましょう。

Q.リベルサスを飲み忘れたらどうする?

A. 飲み忘れたらその日はリベルサスを飲まずに翌日飲んでください。リベルサスを飲む前に飲食をしてしまった場合も同様にその日は飲まず、翌日飲みましょう。

ただし、1日分飲み忘れたからといって翌日に2日分まとめて飲むと、副作用のリスクが高まるため避けてください。

飲み忘れないように、朝起きたときにすぐに視界に入る場所にリベルサスと水を置いておくなどの飲み忘れない工夫をすることもおすすめです。