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動脈硬化とは

動脈硬化とは

動脈硬化とはその名の通り、動脈が硬くなる病気のことをいいます。

厚生労働省による日本人の死亡原因のうち脳血管疾患が約13%、心疾患が約16%となっており、これらの原因のほとんどが動脈硬化だといわれています。
合わせると死亡原因の約29%という結果になります。

死亡原因のトップは「がん」で約30%となり、ほぼ変わらない数値となっています。
また、寝たきりの患者さんの約40%は脳血管疾患と心疾患によるもので、その原因は動脈硬化症にあるとされています。

動脈硬化症の原因は加齢や食生活、運動不足などさまざまあるとされていますが、なにより動脈硬化の本当の恐ろしさは自覚症状がないという点です。

例えば、心臓の動脈が詰まってしまう心筋梗塞もほとんどの場合、自覚症状がないまま進行し、症状が出たときには重症化しているケースがほとんどです。
そういったことから動脈硬化は高血圧等とともに「沈黙の殺人者(サイレントキラー)」と呼ばれています。

動脈硬化とEDの関係

動脈硬化とEDの関係

動脈硬化症によって動脈が硬くなってしまうと柔軟性がなくなり破れやすかったり、血管の中が狭くなってしまいます。
そうなると全身の血流が悪くなり、身体の各所の機能が低下してしまうといったことが起こります

そのなかでも男性にとって深刻な症状のひとつがED(勃起不全)です。

動脈硬化はEDの患者さんの主な原因のひとつとされていて、血流障害が起こることで、男性器の海綿体まで十分な血流が行き渡らずにEDを発症します。

こういった動脈硬化によって起こるEDを「器質性ED」といい、この場合はED治療薬によって症状を改善することが可能です。

動脈硬化の症状

動脈硬化の症状

動脈硬化症の症状は3タイプに分けることができます。

最も多いのはアテローム性動脈硬化による症状です。
動脈の内側にコレステロールや中性脂肪といった脂質が沈着し、粥状(アテローム性)の隆起(プラーク)となって血流を流れにくくします。
プラークは主に血流の遅い部位にできる傾向にあり、これが破れると血液が固まり血栓になります。
血栓が血流を遮断すると、血液だけでなく酸素や栄養を運ぶこともできなくなるため、手足など身体の先の方から症状がではじめます。

非アテローム性動脈硬化による症状では、まず細動脈硬化が起こります。これは加齢によって引き起こされます。
老化により動脈血管に弾力性がなくなり、そのため血管が血液の勢いに耐えられず破裂しやすくなり起こる症状です。
老化した血管を元に戻すことは難しく、脳内の血管が破裂した場合は脳卒中となります。

残りの1つが中膜硬化が原因となる症状で、動脈で弾力性をもつ中膜にカルシウムが蓄積するとそれが沈着し石灰化します。
石灰化はアテローム性動脈硬化の起きない場所にも起こりやすく、さらに進行すると血管の収縮がしにくくなり破れやすくなります。

動脈の仕組み

動脈とは心臓から送り出される血液、ほかに酵素や栄養素などを全身の細胞へと送る血管です。

細胞からでる二酸化炭素や老廃物を心臓へと送る血管が静脈となり、動脈は弾力性のあるゴムのようになっていて心臓から押し出される勢いのある血液が流れても血管が損傷しない仕組みになっています。

動脈は薄い外膜、次に弾性繊維の中膜、内膜といった構造になっていて、一酸化窒素が中膜に吸収されることで血管は拡張されます。

この一酸化窒素は内膜にある血管内皮細胞で作られます。
血管内皮細胞は「血管の拡張・収縮」のほかにも「血管平滑の増殖・抗増殖」「炎症・抗炎症」「酸化・抗酸化」「凝固・抗凝固」といったさまざまな働きがあり、これらの機能によって血管は健康に保たれています。

ですが、加齢や食生活、運動不足で血管壁が硬くなったり、コレステロールや脂質の塊ができ、部分的に狭くなってしまうと血管自体のポンプ機能が落ちてしまい、動脈硬化を引き起こします。

進行すると?

動脈硬化は血管内で徐々に進行していく病気です。
最も多いアテローム性動脈硬化を例に挙げると、まず血管壁にコレステロールや中性脂肪が入り込み酸化すると、「悪玉コレステロール」になります。

悪玉コレステロールを掃除する物質であるマクロファージがコレステロールを取り込むと粥状の隆起(プラーク)となります。
プラークが増殖すると血流をさまたげ、血行を悪くしてしまいます。

この状態ではまだ自覚症状はなく、血管が完全に詰まってしまってはじめて症状があらわれます。

脳の血管が詰まると脳梗塞になり、心臓の血管が詰まると狭心症、あるいは心筋梗塞となり、手足の先で詰まると閉そく性動脈硬化症となります。

血管が硬くなり弾力性の衰えが進行すると血管が破れやすくなり、クモ膜下出血といった脳出血など、命の危険がある疾患に発展する可能性があります。

動脈硬化の原因

動脈硬化の原因

動脈硬化は加齢によって引き起こされることのほかにも、喫煙やストレス、運動不足、肥満などの生活習慣が原因になる場合があります。

これらは年齢に関係なく発症する危険があり、ほかにも高血圧、糖尿病、脂質異常症など病気が原因となることもあります。

生活習慣

日常生活における生活習慣によって動脈硬化になることがあります。

喫煙者のなかでも1日20本以上吸うという人は、血が固まりやすく血栓ができやすくなるため、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、閉そく性動脈硬化症といった動脈硬化性疾患のリスクを高めます。
また、善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを酸化させやすくするという影響もあります。
喫煙は本人だけでなく、そばにいる受動喫煙者にも健康被害を与える可能性があります。

食生活の乱れによる肥満は血液中の脂肪を増やし動脈硬化の原因となります。そのうえ高血圧をはじめ、糖尿病や高尿酸血症なども併発しやすくなります。

高血圧

高血圧は肥満や塩分の摂りすぎが原因となり、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の血圧が動脈硬化を進行させてしまう血圧となります。

細い動脈から太い動脈へと硬化が進み、症状を引き起こします。
ある程度進行が進んだうえで血圧が高くなってしまうと心臓病や脳梗塞のリスクを高めます。

糖尿病

糖尿病は基本的には運動不足、過食、飲酒、また遺伝によって発症します。
長年、悪い生活習慣を続けることで高血糖となり、細い血管が破壊され、網膜や腎臓などに疾患が起きます。

細い血管だけでなく太い血管が破壊されると、血管を細くしたり詰まりが起き、動脈硬化が引き起こされます。

脂質異常症

血液中の脂肪が増加する脂質異常症や高脂血症は、善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増加させます。

・善玉コレステロール値⇒40mg/dL以下
・悪玉コレステロール値⇒140mg/dL以上
・中性脂肪⇒150mg/dL以上
・コレステロール値を下げる薬を服用している
・中性脂肪値を下げる薬を服用している

上記のうちの1つ以上が該当すると脂質異常症の疑いが認められるといわれています。

平成27年の国民健康・栄養調査では、日本人成人の約22%が脂質異常症が疑われる状態であるという結果が出ているほど身近な疾患であり、これらを発症すると動脈硬化のリスクはかなり高いものとなります。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームは腹部肥満、別名男性型肥満と呼ばれ、内臓脂肪型の肥満を指すとされています。
ですが、正しくは内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上が一度に症状として出ている状態をさす言葉です。

皮下脂肪型の脂肪細胞は動脈硬化やインスリン抵抗性を減らす物質を分泌するのに対し、内臓肥満型の脂肪細胞は糖尿病、高血圧、脂質異常症、動脈硬化のリスクを増やす物質を分泌します。
そのためメタボリックシンドロームは動脈硬化を発症するリスクが非常に高くなります。

動脈硬化が引き起こす病気

動脈硬化とEDの関係

動脈硬化は進行すると血栓ができたり、弾力性が弱まり、血管が詰まる、血液が流れない、血管が破れるといったことが起こります。

代表的な症状の1つである大動脈瘤は胸部や腹部の大動脈がコブ状に膨らんで血が溜ってしまう症状で、コブの部分は血管が大変もろくなっています。

そのため突然破れて大出血を引き起こし、破裂する場所によって心臓、脳、各臓器のダメージで命を落とすことがあり、大変危険です。

心臓への負担

心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が硬化しふさがりかけた状態を狭心症、ふさがってしまい発症する疾患を心筋梗塞といいます。

狭心症の場合、完全にはふさがっていないので血流が改善すれば元の状態に戻ることは可能です。

心筋梗塞の場合は完全にふさがり、心筋への血液が遮断されてしまいます。
この状態が30分以上続くと心臓壁の一部に酸素や栄養が補給されず壊死し、最悪の場合、命を落とすことがあります。

狭心症は運動時や急に寒いところに行ったときなど、心臓への負担が強まる際に突然胸が苦しくなるという症状が多く、ほかに吐き気、冷や汗、脂汗、呼吸の苦しさを訴える人もいます。
その場合は心臓の負担を減らすことで症状を落ち着かせることができます。

心筋梗塞は突然胸に激痛が起こるというのが主な症状です。狭心症に似た症状のほか、たくさんの症状があります。
特に上半身の異常を感じた際は、すぐに医療機関で診察を受けることが重要です。

脳への影響

動脈が詰まることで心臓以外の臓器にも様々な影響を与えます。特に多いのが脳へのダメージです。

脳の血管が詰まったり破れたりする病気を総称して脳卒中といいます。
血管が詰まることで起こる症状が脳梗塞です。

脳梗塞は脳血栓症、脳塞栓症、一過性脳虚血発作に分かれます。

脳の太い血管がすこしづつ詰まる症状を脳血栓症、脳の血管内にできた血のかたまりが血管をふさいでしまう症状を塞栓症。
そして、一時的に脳の血管が詰まり、すぐに血流が戻る症状が一過性脳虚血発作とされ、脳梗塞の前触れといわれています。

血管が破れると脳出血やくも膜下出血が起こります。
脳出血は脳内の細い血管が破れて出血する病気です。くも膜下出血は脳の表面の太い血管にできた動脈瘤が破れて、くも膜の下に出血が起こる病気です。

寝たきりになる原因の約30%が脳卒中をはじめとする脳疾患で、毎年約25万人が発症し、現在約150万人の患者がいるといわれています。
脳卒中発症者のうち脳梗塞を引き起こす人は約110万人となっています。

血管の損傷

心臓から送り出す血液が最初に通るのは、人体の中で最も太い大動脈という血管です。
そこから細かく枝分かれし、身体の隅々に張り巡らされています。

動脈硬化をはじめ、血管にダメージを与えるとされる高血圧、高血糖、喫煙、ストレス、睡眠時無呼吸症候群、遺伝などの原因から血管の弱くなった部分が膨らんでいく症状を大動脈瘤といい、自覚症状がないのが特徴です。

のど付近や神経の近くなどで多く発症し、突然破裂する危険があります。
破裂してしまうと大量出血やショック状態に陥ることがあるため、緊急手術でしか救命できる可能性はありません。

検査などにより大動脈瘤が見つかった場合は、手術を受けることで破裂を未然に防ぐことができ、その成功率は極めて高いものとなっています。

大動脈の柔らかい部分である中膜が何らかの理由で破れてしまった場合は、大動脈解離という状態になります。
破れた部分に血液が流れ込み、二つの通り道ができてしまうといった症状で70代に多く発症し、冬場や活動時間帯である6~12時に多いという報告がされています。

すでに破れているため破裂しやすい状態となってしまい、解離の起きる部位によっては1時間に1%づつ死亡率が上がるとされ、この場合、48時間以内に半数の人が亡くなる計算となってしまうため注意が必要です。

手足など末端にある血管に酸素や栄養が行き届かなくなることを、閉そく性動脈硬化症といいます。
手足のしびれ、締め付けるような痛み、手足の指が青白くなる、治りにくい潰瘍ができる、といった症状があらわれたらすぐに医師に相談しましょう。
最悪の場合、壊死を引き起こす可能性があります。

ED(勃起不全)

EDは加齢とともに増加する性機能障害の1つですが、ただ単に年齢により精力が落ちているという原因だけで発症するものではありません。
EDを引き起こす原因は大きく分けると3つあり、1つは、ストレスや不安から引き起こされる心理的なことが要因で発症するものです。

2つめが、特定の薬剤を服用することで、その薬剤の効果や副作用などで引き起こされるEDで、3つめが器質性EDとなります。

これは陰茎海綿体の動脈の拡がりが不十分なことにより、勃起に必要な血液を送ることができずEDになってしまうというものです。

加齢によるEDは老化現象というわけではなく、年齢とともに運動不足、喫煙、飲酒、糖尿病、高血圧症、脂質異常症といった血管へのダメージが蓄積されたことで起こっている場合が多いです。

そういったことからEDは動脈硬化の初期症状である可能性があり、すぐに検査することで早期発見、早期治療を行うことができます。

動脈硬化の検査方法

動脈硬化の検査方法

動脈硬化の検査は危険因子の有無を調べる検査と、すでに動脈硬化の症状がある場合はその進行状況を調べる検査の2つです。

危険因子を調べる検査

危険因子を調べる検査は身長、体重などの計測をはじめ、血圧の測定、空腹時の血糖と血液中の脂肪、尿酸値といった項目を調べて検査されます。

血圧はあおむけで寝ている状態の両腕と両足の血圧と脈を5分程度計測するもので、CAVI検査といい、「動脈の硬さ」「動脈のつまり」「血管年齢」を知ることができます。
CAVIとは動脈の硬さをあらわすもので、数値が9.0を超える人の約半数が冠動脈か脳動脈の動脈硬化症を発症しているといった結果となります。

血管年齢は同じ性別・年齢のCAVIの平均値との比較で判別できます。先ほどのCAVI値が9.0未満でも、血管年齢が高い場合は動脈硬化症の危険因子を疑う必要があるといった結果となります。
空腹時の血液検査では総コレステロールや中性脂肪、アポたんぱくA-1/B、Lp(a)、レムナントといった数値を出して検査します。
その数値から動脈硬化リスクの高いメタボリックシンドロームであるかどうかなどが診断されます。

症状が進行している場合の検査

動脈硬化の予測検査としては超音波(エコー)検査があります。
血管壁の状態や、隆起(プラーク)を視覚的に確認でき、身体への負担もありません。

ほかにも心電図、眼底検査といったもので心臓、脳の動脈硬化状態を検査することができ、すでに動脈硬化と疑われる症状が出ている場合は、部位によってさらに細かい検査が行われることになります。

冠状動脈は、血管内エコー、MRI、血管内視鏡、冠状動脈造影、シンチグラムで検査を行います。
シンチグラムとは体内に投与した放射線同位体から放出された放射線を計測してその分布を画像化する検査です。
シンチグラムは脳動脈や下肢動脈にも有効な検査方法で、ほかに脳動脈はMRIや造影検査。頸動脈と大動脈はMRI、エコー、CT。下肢動脈には脳波測定での検査も有効となります。

動脈硬化の改善方法

動脈硬化の症状

動脈硬化を改善するには、血管内のプラークを減らすことがなによりも有効です。
悪化すると突然死のリスクもあることから早めに改善していけるようにしましょう。

食事と生活

動脈硬化の予防には、なにより日々の生活の積み重ねが重要です。
生活習慣病がある人は、その治療を最優先させましょう。

喫煙習慣がある人は、禁煙する、もしくは本数を少しへらせるようにしましょう。血管の劣化を防ぎます。
禁煙を始めた時期が早ければ早いほど動脈硬化になるリスクは低下する傾向にあるといわれています。

毎日の食事によっても血管内の隆起(プラーク)を減らすことができます。
動脈プラークを減少させるための食事療法としてRAP食という方法があります。

なるべく脂肪を摂取しないよう控え、コメも雑穀米を摂るようにする、卵は1日1個、乳製品は控える、飲酒はアルコール換算で1日ビール350ml1本まで、お菓子は控えるというような細かいルールがたくさんあります。

最近では生甘酒が動脈内の脂肪を減らす働きがあるということがわかりました。
ただし甘酒の糖分は血糖値を上げるため、摂りすぎたり空腹時に摂ると逆効果になってしまいます。
食後に1日大さじ2杯までを摂ることが有効です。

ほかに、自分にあてはまる標準体重を知り、体重を目安とすることでメタボリックを防ぐことも改善方法としては有効です。
標準体重は(身長-100)×0.9で算出できます。標準体重に男性30Kcal、女性25Kcalをかけた数値が1日のカロリー摂取の目安になります。

運動

毎日継続できる運動は善玉コレステロールを増やすことが分かっています。
無理はせず、椅子に座ったままでの足踏みやウォーキングといった軽いものから行い、体力がついたらジョギングに切り替えたり、更にスクワットやダンベルを使った筋トレを行うことで筋肉を育て、安静にしていてもエネルギーを燃やすことができる身体にしていきましょう。

ただし、動脈硬化の進行度合い次第では心臓などに過度な負荷がかかる運動は避けなければいけないため、運動をはじめる前に検査を受けたり医師に相談をし、安全な運動メニューからはじめられるようにしてください。

運動はストレスの解消にもつながり、他の病気リスクを減少させることにも有効です。
何より大切なのは継続すること毎日の習慣にすることです。

医薬品

動脈硬化に有効な医薬品は色々ありますが、まず脂質異常症の治療薬となるEPA製剤があります。
EPA(エイコサペント酸)は魚の油が原料となっています。肝臓での脂質の合成、分泌を抑えます。
また動脈の血管壁に入り、動脈の弾力性を保ったり、血液を固まりにくくする作用があります。

高血圧症、閉そく性動脈硬化症といった血管に作用する治療薬も、メタボリックシンドロームほか危険因子の改善や合併症予防に効果があります。

生活習慣病にかかっている場合は、それらの治療薬との併用は医師に相談のうえ服用するようにしましょう。
また、血流を改善させるED治療薬は、動脈硬化の改善効果にも期待できるとされていますが、動脈硬化改善目的のみでの服用はやめましょう。

まとめ

まとめ

動脈硬化はある日突然起きる病気ではありません。
日々の食生活、生活習慣、運動不足、ストレス、加齢といったさまざまな要因が重なったうえでゆっくりと時間をかけて、無症状で進行していきます。

実は生まれた時点からすでに硬化は始まっています。
近年の生活習慣の欧米化により、30歳前後で完全な動脈硬化が起きているという人も増えています。

これらの動脈硬化リスクとなる危険因子を減らすことで動脈硬化を改善し、また、すでに進行している場合は治療薬や食事、運動の積み重ねによって、改善していくことが重要です。

動脈硬化を疑うサインは日々の生活での身体にも現れます。ED(勃起不全)も動脈硬化の初期症状である場合があります。
これらのサインを軽視せず、しっかりと対策をとることができれば、動脈硬化を予防することができます。

動脈硬化は生きている間は常に進行するリスクがあります。日々の生活習慣を見直し、健康で豊かな人生を送れるようにしましょう。

※参考サイト:動脈硬化net
※参考サイト:Wikipedia:動脈硬化症