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バイアグラを女性が飲むとどうなるのか?リスクや飲み方を徹底解説

バイアグラと女性の組み合わせはあり?なし?

バイアグラは、女性が飲んでも大丈夫な医薬品です。
女性がバイアグラを飲むと、女性器の感度が上がり濡れやすくなります。
ただし、間違った飲み方をすると、感じられるはずの効果を感じられなかったり、副作用が強く出てしまうため注意が必要です。
このページでは、バイアグラを女性が飲むとどうなるのか、リスクや事例、飲み方や症状について、さまざまな角度から解説しています。

バイアグラを女性が飲むとどうなる?

バイアグラを女性が飲むとどうなる?

バイアグラの有効成分シルデナフィルの作用で血行が良くなり、性行為の際に女性器やその周辺の感度が上がります。
感度が上がることで、濡れやすくなる効果にも期待できるでしょう。
副作用で顔のほてりがあるため、気分が高揚して性的に興奮していると感じる人もいますが、バイアグラに媚薬や催淫薬のような効果はありません。
また、残念ながら女性がバイアグラを飲んで得られる効果に関しては、個人の体験談はあっても医学的根拠はありません。
ちなみに医学的根拠がないというのは、いまの医学には結論を出せないという意味であり、ここで説明した効果に関する記述が、嘘や間違いであるという意味ではありません。 海外では女性用バイアグラは効果が認められて承認されており、日本国内と違って普通に流通しています。

バイアグラを女性が飲むと性行為でいきにくい?

女性がバイアグラを飲むと、性行為でいきにくくなるという事例は報告されていません。
女性の場合、感度が上がって濡れやすくなるので、どちらかというといきやすくなる効果に期待できます。
男性の場合、血流が改善されることでペニスがいつも以上に硬くなり、感度が鈍ることでいきにくくなる効果に期待できるでしょう。
男性と女性で効果が反対なため、勘違いしやすいポイントになっています。

胎児の成長促進のため妊婦がバイアグラを服用した症例

実は、バイアグラが胎児の成長促進に役立つのではないかと考えられ、2010年にイギリスの大学で高齢の妊婦にバイアグラを投与する治験がおこなわれました。
高齢者が妊娠すると、胎盤の発達がうまくいかず胎児への血流が滞ってしまい、胎児の生存確率が下がってしまいます。
そこで、血行促進効果のあるバイアグラを使い、胎児への血流を正常にできるかという治験がおこなわれたのです。
結果、効果のあった妊婦がいたものの、治験に参加したすべての妊婦に当てはまるものではありませんでした。

また、オランダでも似た治験がおこなわれています。
2015年から11ヶ所の病院で胎盤が発達不良の妊婦183人を集め、そのうちの93人にバイアグラを投与、残りの90人にはバイアグラといって偽薬を投与しました。 結果、バイアグラを投与した妊婦の出生児19人が死亡、そのうち11人は肺疾患が死因であったと考えられています。
また、バイアグラとの因果関係は不明なものの、バイアグラの効果が胎児の肺に悪影響を及ぼしたとも考えられています。
死亡者が出たため、オランダにおける治験は2018年に中止となりました。

ちなみにオーストラリアやニュージーランドでも同じような治験がおこなわれましたが、出生児の肺に疾患は見られませんでした。
そのため、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは現在も調査が進められています。

女性用のバイアグラ

女性用のバイアグラの効果は?副作用は?

海外では女性用バイアグラとして、ラブグラやラブスマといった名称の女性用バイアグラが製造販売されています。
いずれも有効成分はシルデナフィルで、男性用のバイアグラと同じです。
シルデナフィルは男女関係なく飲める医薬品で、肺動脈性肺高血圧症の治療薬の成分としても知られています。
ただし、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるので、妊娠中の人は女性用バイアグラを飲まないようにしてください。

女性用バイアグラの効果

女性用のバイアグラは、不感症や性的欲求低下障害の改善を目的として飲まれています。
有効成分シルデナフィルによる血行促進効果は、感度の上昇だけではなく、膣分泌液の分泌量が増えて濡れやすくなる効果もあります。
また、感度が上がることによってオーガズムに達しやすくなるのも、期待される効果のひとつです。
そのため、性生活をより充実させたい性欲の強い女性から、性的快感や興奮を感じられないことに悩む女性にまで、幅広く重宝されています。
ただし、こちらも男性用バイアグラと同様、「服用することによって性的興奮が高まる」「性欲が増す」といった媚薬や催淫薬のような効果はありません。

女性用バイアグラの副作用

低血圧気味の方や貧血の方が女性用バイアグラを飲むと、立ちくらみやめまいを起こす可能性があるので注意しましょう。
女性用バイアグラのこういった副作用は、血管を拡張することで血圧を下げる働きがあるためです
また、主な副作用として、顔のほてり、頭痛、目の充血、胸焼けなどが挙げられ、動悸や鼻づまりが起こる人もいます。
副作用は一時的なものので、バイアグラの効果とともに副作用も一緒に治まれば問題はありません。
注意点として、特異な症状があらわれる場合があり、副作用として視覚異常や聴覚障害が確認されています。
視覚や聴覚に異変を感じた場合や、副作用が効果とともにおさまらない場合は、なるべく早く病院へ行き医師の診察を受けましょう。

女性用バイアグラの飲み方

女性用バイアグラの飲み方を知りたい

女性用バイアグラの基本的な飲み方は、以下の通りです。

・1日1回1錠を飲む
・水で服用する
・空腹時に飲む
・性行為の1時間前に飲む

初めて飲む人は25mgから試してみるのがおすすめです。
25mgであまり効果が見られなかった場合は50mg、100mgと徐々に上げていき、自身に合った量を飲みましょう。
また、水以外で飲むと体調が悪くなる可能性があります。
例えばグレープフルーツジュースで飲むと、有効成分のシルデナフィルが過剰に体内へと吸収されてしまい、副作用が強く出てしまう可能性があります。
女性用バイアグラの飲み方は、普通のバイアグラと同じです。
下記リンク先のページで詳しく飲み方を紹介しているので、飲み方が気になる人は確認してみてください。

ラブグラを飲んで死亡したケースがある?

ラブグラを飲んで人が死亡したケースは、海外を含めて1件も報告されていません。
ただし、ラブグラは間違えた飲み方をすると命に関わる可能性があります。
併用禁忌や併用注意とされている医薬品と一緒に飲んでしまった場合は、健康な人でも重篤な副作用を引き起こしかねません。
また、一部の持病をお持ちの人は、ラブグラを飲むことができないので注意が必要です。
ラブグラを飲む際には、記載されている用量用法をしっかり守りましょう。

EDの女性版は?

EDの女性版は?FSD・HSDD・不感症・性交疼痛症の4種類

女性がEDになることはありませんが、残念ながらEDの女性版といえるものは存在しています。
以下に紹介する4種類は、まさにEDの女性版といえる性機能障害です。

・FSD(女性性機能不全)
・HSDD(性的欲求低下障害)
・不感症
・性交疼痛症

症状としては「性的興奮が起こらない」「性行為で快感を得られない」「性行為の際に痛みを感じる」といったものになります。
なかなか性行為がうまくいかないと感じている女性は、もしかしたら性機能障害かもしれません。
こういった症状を感じている人は、女性用のバイアグラなどの治療薬を飲むことで改善される可能性があります。
ただし、バイアグラは4~6時間で効果が切れてしまうため、根本的に症状が改善されるわけではありません。

一時的な効果ではあるものの、女性用バイアグラを試してみたいという人は下記のページから購入できます。

FSD(女性性機能不全)とは

性行為に対して精神的・身体的な苦痛を感じる症状を自覚している場合はFSDの可能性があります。
また、「そもそも性的欲求がない」「性行為をしても性的快感が得られない」「女性器に痛みがあるため挿入が難しい」といった症状も、FSDに該当します。
考えられる原因は、以下の通りです。

・過度なストレス
・パートナーに対する不安
・過去の性行為に関するトラウマ
・女性ホルモンの不足
・糖尿病である
・高血圧である
・向精神薬
・循環器系の医薬品
・ホルモン剤

若年の女性にも当てはまることが多く、FSDは幅広い年齢層に見られます。
FSDを改善する方法として、カウンセリングや持病の治療、常用薬の変更や減薬などが必要になるでしょう。

カウンセリング
精神的な問題がFSDにつながっている場合、信頼できる人やカウンセラーに悩みを打ち明けることが重要です。診療科目でいうと婦人科や産婦人科で相談できます。打ち明けるのは恥ずかしいことですが、人に話してしまえば気持ちが楽になるものです。

持病の治療
根本的な改善には、糖尿病や高血圧の治療が不可欠です。また、性欲や性的興奮が起こらないのは、持病自体が原因の場合と、常用薬の副作用の影響が考えられます。いずれにせよ、FSDの症状を改善するには、持病の治療から始めてみましょう。

常用薬の変更や減薬
医薬品の副作用が原因でFSDの症状があらわれている可能性があります。普段飲んでいる医薬品の、変更や減薬で改善できるでしょう。ただし、医師の診察を受けずに自己判断すると、離脱症状があらわれてしまう医薬品もあるため注意が必要です。

HSDD(性的欲求低下障害)とは

性行為に対する関心や欲求が薄れたり、失われてしまうのがHSDDの症状です
閉経前の女性が性欲低下してしまうのも、HSDDの症状といえるでしょう。
考えらえられるHSDDの原因は、以下のようになります。

・うつ病
・不安神経症
・慢性腎不全
・アンドロゲン欠乏症
・高プロラクチン血症

基本的には病気や神経が原因で、性的興奮を抑制するホルモンが強く影響したり、性的興奮の伝達に異常が発生して、HSDDを発症してしまいます。
また、自分の体に自信がないと思い悩んだり、過去のトラウマなど、精神的なストレスを抱えていることも原因になります。
HSDDを改善する方法には、HSDD治療薬、ホルモン治療、認知行動療法などが挙げられます。

HSDD治療薬
性的欲求を高める効果がある医薬品です。フリパンセリンやブレメラノチドといった有効成分がアメリカで承認されて流通しています。

ホルモン治療
キスペプチンというホルモンの注射で性欲が高まるとして、注目されている方法です。セクシーな気分になり性行為に対する幸福度も高まったという報告があるものの、まだ現在も実験段階の治療方法になります。

認知行動療法
心理療法の一種で、精神的な原因でHSDDを発症している場合に効果的です。カウンセラーによるヒアリングを通じて、性欲をおさえてしまっている原因を特定し、考え方や行動を変えることで症状を改善に導きます。

また、膣の萎縮やゆるみに対して、エネルギーデバイスを利用して、超音波や高周波、炭酸ガスレーザーで治療するという方法もあります。

不感症とは

性行為で興奮や快感を得られないのが主な症状です。
とくに、性行為の回数を重ねても興奮や快感を得られなかった場合は、不感症かもしれません。
不感症の原因として考えられるのは以下の通りです。

・パートナーへの不安
・性行為への不安
・スキンシップ不足
・ホルモンバランスの乱れ
・服用している医薬品の副作用
・体質的に冷え性

不感症は性行為のとき無反応になってしまうため、マグロだと思われたりパートナーを傷つけてしまう可能性があります。
また、いつのまにか性行為を避けてしまうことで、パートナーとの関係性が悪化してしまいやすいのも悩みどころです。
不感症は、精神的な問題ならカウンセリング、身体的な問題なら自律神経を整えることで解消できます。

カウンセリング
パートナーや性行為への不安が原因になっている際に効果的です。
本人が不安を自覚できていないこともあるため、不感症の治療はまずカウンセリングをおすすめします。
パートナーと一緒に受けることも可能で、原因がパートナーに見つかることもあります。

自律神経を整える
ホルモンバランスの乱れている場合に効果的な方法です。
女性のホルモンバランスは、自律神経がうまく調整できないことで乱れることが多く、ストレス発散や軽い運動だけで改善されることもあります。
そのほか、向精神薬など医薬品の副作用が原因で不感症になっている場合があります。
この場合は、薬の量を減らしたり服用をやめたりすることで改善されることが考えられますが、自己判断は危険です。必ずはかかりつけ医に相談するようにしましょう。

このように、不感症はカウンセリングやホルモンバランスの調整などで改善できる場合があります。
ただし、女性の不感症や性的快感については診断基準すら曖昧で、医学的根拠に乏しいという現状があります。

完治は難しいかもしれませんが、女性用バイアグラなどで一時的に改善できるということを、いざというときのために覚えておいて損はありません。

性交疼痛症(せいこうとうつうしょう)

性行為のとき女性器に痛みを感じ、物理的に性行為が困難という症状がある人は、性交疼痛症かもしれません。

・膣分泌液が十分に分泌されず挿入時に痛みを感じる
・膣の疾患やケガが原因で挿入できない

このようなパターンが考えられます。
そんな性交疼痛症は、機能性と器質性の2種類に分けられます。
それぞれ以下のような原因が考えられます。

機能性の性交疼痛症
・うつ病
・パートナーへの不安
・性行為への不安

器質性の性交疼痛症
・性行為による感染症
・先天性の疾患
・腫瘍や類腫瘍疾患
・分娩時の膣や会陰の裂傷
・萎縮性膣炎
・外陰炎

こういった、さまざまな原因により性交疼痛症が引き起こされるため、心当たりがあれば婦人科・産婦人科を受診してみましょう。
機能性のものに関しては、原因がわかるだけで改善される場合もあります。 また、器質性のものに関しては生活に影響が出ることもあるため、病院での治療が必要です。

女性がバイアグラを入手するには?市販されている?

女性がバイアグラを入手するには?市販されている?

女性用バイアグラは個人輸入でのみ入手できます。
ラブグラやラブスマといった女性用バイアグラなら、海外の医薬品を取り扱う個人輸入代行サイトで購入可能です。
残念ながらバイアグラは薬局などで市販されておらず、医師の処方が必要な処方箋医薬品なため、病院でしか取り扱いがありません。
また、海外では女性用バイアグラだけではなく、HSDDを改善するHSDD治療薬も製造販売されて流通しています。
ただ、日本国内ではHSDD治療薬に関しても厚生労働省に承認されておらず、入手方法は同じように個人輸入しかありません。
いずれも海外では承認されている医薬品であり、日本特有のドラッグラグの一例といえるでしょう。

女性用バイアグラ「ラブグラ」

ラブグラには、バイアグラと同じ有効成分、シルデナフィルが含まれています。
ラブグラを飲むと、シルデナフィルの血管拡張作用で女性器や周辺の血行が促進されます。
結果、敏感になって感度が上がるという効果に期待できるでしょう。
また、膣分泌液の分泌量が増えて濡れやすくなるため、スムーズに性行為を行うことを可能とします。

・不感症
・性交痛
・性生活の向上
・オーガニズムに達しにくい
・女性としての魅力を高めたい

こういった望みを叶える医薬品として親しまれています。

HSDD治療薬アディ:addyi(フリバンセリン)

HSDD治療薬アディは性欲改善のために飲まれる医薬品です。
有効成分はフリバンセリンで、快楽ホルモンのドーパミン分泌を促す作用があるため、性的欲求を高める効果があります。
ドーパミンには幸福感を高め人をポジティブにする働きがあるので、性的欲求や性行為による快感や満足感まで高めてくれるでしょう。
とくに、性的欲求が低下しやすい、更年期を迎える女性に親しまれています。
ただし、アディの効果を実感するには、長期間にわたり継続して飲む必要があることと、アルコールを一緒に飲めないということにも注意が必要です。

HSDD治療薬バイリーシ:vyleesi(ブレメラノチド)

HSDD治療薬バイリーシは、性的欲求を高める効果をもつ医薬品です。
有効成分のプレメラノチドには、ドーパミンの分泌を促す作用があります。
ただし、バイリーシは注射器が必要で、性行為の45分前に大腿部か腹部に注射しなかればなりません。
使用回数は、24時間に1回のみ、月に8回までと決められています。
バイリーシにはアルコールによる影響がなく、注入した後にお酒を飲んでも大丈夫というのがメリットです。
ただし、副作用として吐き気があらわれる場合があるので注意しておきましょう。