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エストロゲンとは

エストロゲンとは

エストロゲンとは代表的な女性ホルモンの一種です。他には卵胞ホルモン、エストロジェンとも呼ばれています。

エストロゲンの分泌がピークに達した状態が「発情」であるといわれていることから、ギリシャ語で「estrus(発情)」と「gen(生じる)」が語源とされています。

女性の卵巣は下垂体から分泌されるホルモンの命令により卵胞の中で卵子を成長させます。その後、卵胞から卵子が飛び出し排卵が起こります。卵胞の成長を助けるために卵巣から分泌されるのがエストロゲンです。この時期を卵胞期といい心身に様々な影響があらわれることがあります。

心身のバランスを左右するだけでなく代謝の向上、膣の潤滑、骨の形成、タンパク質の合成など400以上の機能を持っている女性にとって必要不可欠な物質となっています。

エストロゲンと女性ホルモン

エストロゲンは女性らしい身体を作り挙げるのに重要なホルモンです。乳房、子宮、皮膚の発育を促す働きを持ち、肌や粘膜の潤いを保つのにエストロゲンは欠かせません。女性ホルモンが乱れると生理前のイライラ、生理痛が重い、体調不良といった不調(PMS)が起こります。

エストロゲンは主に女性に必要なホルモンですが男性の体内でも分泌されています。男性らしさを維持するのに必要な男性ホルモンをテストステロンといい、このテストステロンよりもエストロゲンの分泌が上回ってしまうと乳房が大きくなったり(女性化乳房)、ボディラインが女性らしくなってしまうことがあります。また体毛や髭の成長も弱くなり少しずつ薄くなっていくといったことが起こります。

このような事からエストロゲンは女性ホルモンとして、テストステロンは男性ホルモンとしてとても重要な物質であるということがわかると思います。

エストロゲンの種類

エストロゲンの種類は、エストロン、エストラジオール、エストリオールの3つにわけられます。女性には閉経があり、閉経前後で作られる種類や分泌量が異なります。妊娠中は3種類すべて作られています。

エストラジオール

閉経前の主要となる最も強力なエストロゲンです。閉経前はほかの2つのエストロゲンより多く分泌されます。女性ホルモンとして子宮、卵巣、胸、おしりの発達促進といった大きな働きをしています。卵巣で作られていて閉経後は急激に減少します。

エストリオール

副臓や卵巣にあり、エストロンとエストラジオールが変換され作られたエストロゲンです。エストロゲンとしての強さは3つの中で1番弱いとされていますが、妊娠しやすい身体作りや乳がんや子宮がんのリスクを下げてくれるといった働きをしています。

エストロン

閉経後、主となるエストロゲンです。閉経後はほかの2つのエストロゲンより多く分泌されます。副臓や脂肪組織で作られ、閉経前は女性らしい身体作りのサポートをしています。更年期障害などの治療に用いられることもあります。

エストロゲンの働き

エストロゲンの働き

エストロゲンが多く分泌されるのは主に生理後~排卵前にかけてです。エストロゲンは脳、筋肉、骨、膀胱、腸、子宮、卵巣、膣、乳腺、眼、心臓、肺、血管など身体のあらゆる部位で様々な働きをしています。

身体への作用

身体への作用

エストロゲンは生理的な役割として乳腺や子宮に作用します。そこで特に重要になるのが子宮に対する作用です。エストロゲンは子宮内膜の増殖期(排卵前)に分泌量が増加し受精卵が子宮に着床する準備を行います。子宮内膜を厚くし精子が子宮内に入りやすいよう頸管粘液の分泌を促すことで生殖器にも働きかけます。

またエストロゲンが増えると身体全体の血流が促進されるため、コレステロール値の調整や動脈硬化、高血圧、心臓病、といった血管系疾患のリスクを下げることができます。骨に対してはカルシウムの吸収を助け、破壊する破骨細胞の働きを抑えて骨密度を増加させるといった働きで骨粗しょう症を予防することができます。

さらに肌や髪へ潤いやハリを与える、ヒアルロン酸やコラーゲンの分泌を促す、乳房の発達、乳腺の発達といった女性らしい身体作りに働きかけます。

エストロゲンは体内だけでなく、脳の働きを整える、自律神経を整える、感情の動きといった精神的な部分にも作用します。

適度な分泌量

適度な分泌量

エストロゲンの分泌量が少ないと起きる様々な症状で代表的なのが「更年期障害」です。自律神経失調症や心身の不調、ほてり、発汗、めまいなどといった症状の総称として呼ばれています。ほかにも月経異常、肌や髪のツヤがなくなる、抜け毛、生活習慣病、骨粗しょう症、腰まわりに脂肪がつきやすい、食欲不振といった症状があらわれます。

睡眠の際にイライラしてしまってなかなか寝付けないことで睡眠障害になってしまったり、産後うつを引き起こすのもこのエストロゲンの減少が原因であるとされています。

また分泌量は多すぎてもいけません。過多月経や強い生理痛などPMS症状を重くさせたり、乳がん・子宮がんのリスクを高めてしまうといったことがあります。不妊症の原因になってしまうこともあるので分泌量は適度である必要があります。

エストロゲンの適度な分泌量は下記と比較することで卵巣、生殖器官が正常に働いているか確認できます。分泌量は血液検査で調べることができます。

・卵胞期 25 ~195(pg/ml)
・排卵期 66 ~411(pg/ml)
・黄体期 40~261(pg/ml)
・閉経後 40以下(pg/ml)

エストロゲンとホルモンバランス

エストロゲンとホルモンバランス

エストロゲンの他にも代表的な女性ホルモンとしてプロゲステロンがあります。プロゲステロンには乳腺の発達、利尿作用といった働きがあります。ホルモンバランスとはこの2つのホルモンが安定して分泌していることをあらわします。

女性の身体はとてもデリケートで、ダイエットや食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスにより負担がかかることで簡単にホルモンバランスは崩れ、生理や更年期障害に影響を与えます。

心身の不調を強く感じるのはこのバランスが乱れていることが原因である場合も少なくありません。女性の身体を守るにはエストロゲンとプロゲステロンの分泌量を適度に保ちバランスをとることがなにより重要です。2つの分泌量を調べることで保たれているかどうか確認することができます。

生理のメカニズム

生理のメカニズム

生理のメカニズムに深く関係しているのはエストロゲンとプロゲステロンです。特に重要とされているのはエストロゲンとなり、分泌量が増えることで初潮を迎えます。分泌されなくなると閉経を迎えます。

エストロゲンとプロゲステロンのホルモンバランスが保たれていると規則正しい周期で生理がきます。個人差はありますが生理周期は25~38日間隔の人が最も多くなります。

女性ホルモンは生理の周期に合わせエストロゲンが多く分泌されている周期(エストロゲン期)、プロゲステロンが多く分泌されている周期(プロゲステロン期)にわかれます。

女性の代表的な悩みのひとつであるダイエットはエストロゲン期が最も適しています。生理が終わるころはエストロゲン期になり排卵前まで分泌され続けます。イライラやむくみもとれ身体も軽くなりますので、この周期を上手く利用することで効果的なダイエットが行えます。

排卵後から次の生理を迎える期間はプロゲステロン期になり、この期間は食欲のコントロールがしにくくなります。

身体に水分を溜め込みやすく、イライラ、憂鬱といったストレスを感じやすく痩せにくいためダイエットには不向きの時期となります。

更年期障害

更年期障害

女性の場合30代を頂点にエストロゲンの分泌が減少していきます。40代になると生理不順がみられるようになり、45歳から閉経する人が出始めますが個人差があり、一般的には40代後半~50代後半とされています。閉経前後の数年間が更年期にあたります。閉経を迎え更年期になるとエストロゲンは急激に減少し身体に様々な変化が起こります。

エストロゲンの減少によってホルモンバランスが乱れると自律神経はバランスを崩し、血液循環のコントロールができなくなってしまいます。身体には様々な不調が起きはじめ、ホットフラッシュ、動悸、憂うつ感、めまい、手足の冷え、不眠、頭痛といった不調が続きます。このような症状を更年期障害といいます。

ほかにも骨盤底筋群の緩み、子宮内膜や子宮筋の委縮が起りやすくなり卵巣の働きも低下します。エストロゲンは膣粘膜を柔軟な状態に保つ作用があるので性的に興奮した際に分泌液を増やします。しかし分泌が減ることで腟が乾燥しやすくなり、柔軟性が悪くなることで腟萎縮、腟炎の症状が出てきます。また膣周辺の皮膚も薄くなり性交痛が起りやすくなります。

エストロゲンを補うには

エストロゲンを補うには

エストロゲンは体調管理や若々しい身体をキープするために女性にとってとても大切な物質です。エストロゲンを補うには卵巣機能向上といった働きのある栄養素や成分を摂取する必要があります。食事や生活習慣を見直すだけではなくエストロゲンを手軽に直接補うことができるサプリメントを取り入れることも有効です。

食事で補う

食事で補う

食事は生きていくうえで欠かせないものでありバランスの取れた食事によってエストロゲンは補うことが可能です。インスタント食品やファーストフードなど食生活が偏ってしまうとエストロゲンの分泌も減り身体の不調へと繋がります。

エストロゲンに似た栄養素を体内に補充してあげることで不調は改善されます。「食事の時間は一定」「朝食は抜かない」「肉や魚を摂取」「甘いものは控える」を心掛けながら補っていきます。エストロゲンに似た栄養素は下記を参考にしてください。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンはエストロゲンと似た作用があることで有名で「更年期障害」「骨粗しょう症」「生活習慣病」の予防、抗酸化作用、細胞の新陳代謝向上といった効果があります。

植物性エストロゲンと呼ばれており、減少したエストロゲンを食事から補う事が出来ると期待されている栄養素です。タンパク質の他にも脂肪の代謝を促すビタミンB類も入っています。

大豆イソフラボンを多く含む食品は、厚揚げ・豆乳・豆腐・納豆・味噌などがあります。

ビタミン類

ビタミン類はエストロゲンの分泌を活性化、コントロールする栄養素です。

ビタミンは脳・神経の動き・良質な血液を作りだすのに深く関係しています。エストロゲンの分泌をサポートすることで血管、骨の強化、肌の張りやみずみずしさ、皮膚や粘膜を丈夫にするといった働きがあります。

にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・キャベツ・牛・豚・まぐろ・かつお・鶏レバー・アサリ・シジミ・ハマグリ・納豆・乳製品などから摂取できます。

亜鉛

人間の身体に必要な必須ミネラルの1種です。体内では生成されないため食事やサプリメントで摂取します。

亜鉛はエストロゲン、プロゲステロンのどちらのホルモンにも作用し、活性化、分泌促進の手助けといった働きをしています。ほかにも肌や髪への栄養・細胞の新陳代謝を活発にして身体に溜まっている老廃物を排出する役目もあります。

亜鉛はレバー・チーズ・牡蠣・牛肉・サバ・ゴマから摂取できます。

サプリメントを活用する

サプリメントを活用する

食事でエストロゲンを補うこともできますが栄養素を食事から摂りきれない時や毎日続けるのが大変だという時は、サプリメントを活用することでエストロゲンと似た栄養素をピンポイントで補給することができます。

サプリメントでしか摂取できない成分があるなど種類も豊富で自分の症状に合ったものを選択することができます。サプリメントのほとんどは天然成分のみで作られているため副作用の心配がありません。身体への負担も少なく低価格でエストロゲンを補うことができます。

更年期により膣内の潤いがなくなり性交痛が起きている場合は女性用のサプリメントハーソリューションピルズやサプリメントではありませんが、女性用バイアグラを服用することで女性器周辺の血流を改善し濡れやすく感じやすい状態にすることができます。

参考サイト:
Wikipedia エストロゲン

エストロゲンと似た栄養素をもつ人気商品

  • プロベストラ

    プロベストラ

    プロベストラは女性ホルモンの乱れを調整したり、栄養不足な身体を回復させる作用のある女性用サプリメントです。
    女性にとって大切なビタミン類と生命活動に欠かせない亜鉛が含まれていています。天然成分のみが配合されているので副作用もなく安心して飲むことができます。
    また血流が促進されることで感度も向上し膣内に潤いを与えるなど更年期の性生活をサポートにも役立ちます。

    プロベストラ

  • マカ

    マカ

    マカは自然素材の栄養素を凝縮したサプリメントです。
    マカには植物性のエストロゲンが含まれており女性ホルモンのバランスを整えることができます。バランスが乱れることで起きる更年期の症状を軽減し、生理不順の周期を整える、ほかにも疲労回復や基礎体力の向上といった効果に期待がもてます。

    マカ

  • ロイヤルハニー(女性用)

    ロイヤルハニー(女性用)

    ロイヤルハニー(女性用)は飲むことで女性ホルモンを分泌し血行を促進、更年期障害、生理不順、生理痛の緩和に作用します。
    ほかにダイエット効果、肌への美容効果、性感の促進、不感症の改善など女性ならではの悩みを解消します。
    女性に必要な成分が配合された女性用のサプリメントです。天然成分でできているので安全性も高く安心して飲むことが可能です。

    ロイヤルハニー

まとめ

女性はダイエットや忙しい毎日を過ごしていることで栄養が偏りがちです。栄養バランスをしっかり整えることで身体は本来の働きを取り戻すことができます。また女性はときめく行為や性行為によっても女性ホルモンを活性化させることができます。

バランスのいい食事や恋愛などと一緒に、簡単に摂取できるサプリメントを取り入れるなど日頃から身体や脳への栄養補給をきちんと行うことが大切です。エストロゲンのバランスを整えることで不調をなくし充実した生活を過ごすことができます。