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レビトラとは

レビトラとは

「レビトラ」とは「バルデナフィル」を有効成分とするED治療薬の先発薬です。ED治療薬の中では、バイアグラに比べ、即効性に優れています。
このページでは、レビトラの効果や作用機序、副作用や服用方法、レビトラのジェネリック薬などについて詳しく解説します。

レビトラの有効成分「バルデナフィル」を含む治療薬

レビトラの有効成分「バルデナフィル」を含む治療薬は下記です。

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レビトラの有効成分「バルデナフィル」を含む治療薬一覧表
画像 商品名 おすすめポイント 1錠あたりの価格
レビトラ レビトラ ・バイアグラの次、世界で2番目に誕生したED治療薬
・バルデナフィルを有効成分とするED治療薬の先発薬
1錠:約1,683円(20mg)
レビスマ レビスマ ・レビトラのジェネリック薬
・日本人向けのパッケージを採用
1錠:約438円(20mg)
ジェビトラ ジェビトラ ・レビトラのジェネリック薬 1錠:234円(20mg)
バリフ バリフ ・知名度人気度ナンバーワン。
・レビトラのジェネリック薬安さナンバーワン
1錠:190円(20mg)
サビトラ サビトラ ・レビトラのジェネリック薬 1錠:225円(20mg)
ブリトラ ブリトラ ・レビトラのジェネリック薬 1錠:192円(20mg)
スーパーレビスマ スーパーレビスマ ・レビトラとプリリジーのジェネリック薬 1錠:500円(80mg)
スーパージェビトラ スーパージェビトラ ・レビトラとプリリジーのジェネリック薬 1錠:625円(80mg)
サビトラマックス サビトラマックス ・レビトラとプリリジーのジェネリック薬 1錠:562円(80mg)
ビタラ ビタラ ・レビトラのジェネリック薬 1錠:190円(20mg)
ジマトラ ジマトラ ・レビトラのジェネリック薬 1錠:234円(20mg)

バルデナフィルはED治療薬「レビトラ」の主成分です。

正式名称では「バルデナフィル塩酸塩水和物」と呼ばれており、ED(勃起不全)の原因となるPDE-5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを阻害する作用を持っています。

レビトラはアスピリンという薬で有名なドイツにあるバイエル薬品から販売されている経口タイプの治療薬で、国内ではバイアグラに続き、2番目にED治療薬として認可されました。2004年に5mgと10mg、その後2007年には20mgが認可されているのです。

ED(勃起不全)の症状を抱えている人は、陰茎海綿体部分の平滑筋が固くなり、それにともなう血流の低下により勃起力が落ちてしまい、正常に性行為ができないといった状態です。

バルデナフィルはED(勃起不全)の原因とされているPDE-5という酵素の働きを阻害し、勃起や勃起状態の維持時を補助してくれる成分となります。

バルデナフィルの一番の特徴には水に溶けやすく吸収されやすいといった特徴があります。

また、バイアグラよりも食事の影響を受けづらいとされているため、即効性や、食事の影響を気にせず服用したいといった人からの支持がとても高い薬となっています。

勃起不全に陥る原因

ED(勃起不全)になる原因は大きく4つに分類されています。

・ストレスや精神的ダメージなどメンタル部分が原因で起こる「心因性
・加齢や外傷、血管や神経の機能低下が原因で起こる「器質性
・心因性と器質性の2つが原因となる「混合性
・服用している薬の副作用などが原因で起こる「薬剤性

バルデナフィルはこのなかの「心因性」「器質性」「混合性」が原因で起こるEDの治療に効果があります。

レビトラの効果

バルデナフィルの効果

バルデナフィルは、「勃起しない」「勃起時の硬さが十分でない」「硬さを維持することができず中折れしてしまう」といったED症状の治療や改善に効果的です。

発現時間

水に溶けやすい性質で体内に吸収されやすいため、服用後約15~20分で効果を体感することができます。
(※効果発現のタイミングには個人差があります。)

ED治療薬のなかでは最も即効性の高い薬となります。

持続時間

服用後、効果が持続する時間は10mgで約5時間、20mgで約10時間です。

食事の影響

バルデナフィルは、世界ではじめて誕生したED治療薬バイアグラの主成分「シルデナフィル」よりも食事の影響を受けづらいといった特徴をもっています。
そのため、食事はきちんと取りたいという人に人気があります。

添付文書には、

■■■総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%の場合~中略~食事による影響が見られなかった■■■

とあるため、この条件の範囲内であれば食後の服用でも効果が得られることになります。

レビトラの服用方法と注意事項

バルデナフィルの服用方法

バルデナフィルを成分とする治療薬を服用する場合は1日1回1錠とし、次回服用するまでは必ず24時間以上の間隔を空けるようにしてください。

連続で服用してしまうと思わぬ副作用を招いてしまう危険性がありますので注意してください。

服用のタイミングですが、バルデナフィルの血中濃度のピークが約45分となるため、性行為を行う約1時間前の服用が良いとされています。

効果を最大限に発揮させたい場合は空腹時の服用がいちばんおすすめです。

食事の影響を受けづらいと説明しましたが、食後に服用した場合は空腹時と比較して、体内に吸収されるまでの時間が落ちることがあります。

こちらも個人差があるので一切変わりがないといった人もいれば全然違うという人も存在します。

ですが、服用の際は空腹時の方が必ずレビトラの効果を最大限に発揮させることが出来るので、可能であれば服用は空腹時にすると良いでしょう。

服用時の注意点

バルデナフィルは服用時に注意しなければならない点がいくつかあります。必ずチェックしてから服用するようにしてください。

アルコールとの併用

アルコールは少量であれば問題ありません。

ただし、摂取量が増えてしまうとアルコールにより感度や神経伝達が鈍くなり、体感しづらくなることがあります。
効果をよりきちんと得たい人はアルコールを控えるようにしましょう。

摂取量を守る

一度の服用で摂取できる限度量は20mgまでとなっています。

成分量を多くしたからといって効果が強くなるわけではありません。
強い作用により副作用だけが強くあらわれてしまい性行為どころではなくなってしまう可能性もあります。

効果が強いと感じる場合はピルカッターで半分にして服用するといった方法もあります。この場合、1錠で複数回服用できるため、経済的に治療することも可能です。

いずれにせよ自分自身に合った成分量で服用することがなにより大切となります。

成分がバルデナフィル以外のED治療薬

正しい摂取量や服用方法で使用しているにもかかわらず、効果が感じられない・体感できない人はバルデナフィルが体質に合っていない可能性が考えられます。

その場合は別のED治療薬を試してみましょう。

シルデナフィル・・・世界初のED治療薬バイアグラの主成分
タダラフィル・・・効果の持続時間が最大36時間もあるシアリスの主成分
アバナフィル・・・第4世代のED治療薬ステンドラの主成分
ウデナフィル・・・韓国で開発・製造されたザイデナの主成分

レビトラの副作用

バルデナフィルの副作用

バルデナフィルの主な副作用は以下となります。

・ほてり
・頭痛
・鼻づまり
・心悸亢進(動悸)
・消化不良
・めまい

国内で実施された臨床試験によると、レビトラ5mg、10mg、20mgを使用した913例のうち、257例で副作用の症状が認められました。

主な副作用は上述した「ほてり、頭痛、鼻づまり、動悸」などです。

どれも軽度の副作用になるため、重症化することはほとんどないと報告されています。
また、外国で実施された臨床試験では、同様の成分量を使用したもので、7,080例のうち2,206例に副作用の症状が認められました。

主な副作用は国内とほとんど同様であり、こちらも重度になることはほとんどないと報告されています。

これらの副作用の症状は薬を服用し、作用していることで起こるため、過度に気にしすぎなくても問題はありません。言い換えると、薬の効果がきちんと得られているということでもあるのです。

これらの副作用の症状は薬の効果が薄まるにつれ落ち着きます。薬の効果時間を越えているのに症状が改善されなかったり、悪化してしまう場合には速やかに医師の診断を受けてください。

滅多に起こることはないのですが、重篤な副作用として「持続勃起症(プリアピズム)」の症状があります。これは陰茎が痛みを伴いながら4時間以上も勃起の状態が継続する症状です。

この症状は発症後6時間を超えると海綿体の組織が壊死してしまいます。発症した場合には一刻も早く医師の診断を受けてください。

レビトラの有効成分「バルデナフィル」の作用機序

バルデナフィルの作用機序

男性器が「勃起の状態」と「通常の状態」を繰り返す仕組みについてですが、性的な刺激を受けるとそのことが脳に伝わります。そして、神経を通じて陰茎に伝達され、NO(一酸化窒素)が放出されます。

cGMP(環状グアノシンーリン酸)がNOによって活性化されることで、陰茎海綿体の平滑筋が緩み血管に血液が流入しやすくなり、流れ込む血液の圧力により海綿体が膨脹し、勃起の状態になります。

逆に、射精後や性的な興奮がおさまると、PDE-5(ホスホジエステラーゼ5)と呼ばれる酵素が増え、平滑筋を緩めていたcGMPを分解します。
すると平滑筋の緩みが戻り、血管が収縮して勃起をしていない通常の状態に戻るメカニズムになります。

EDの症状がある人は血管や神経など、正常に勃起させるために必要な工程がうまくいっていないため、陰茎海綿体に十分に血液を流入させることができていません。

バルデナフィルは勃起の妨げになっているPDE-5を阻害する作用を持ちます。PDE-5を阻害することで勃起の状態を作りあげることができるのです。

もちろん服用したからと言って常に勃起の状態になってしまうということはありません。あくまで性的な刺激や陰部に刺激を受けることで、脳から勃起をさせるという指令がでます。

バルデナフィルは指令が出たときに勃起状態を作るための工程や、勃起状態を維持するためのサポートを行ってくれているということです。

レビトラの併用注意

バルデナフィルの併用注意

以下の内容にあてはまる人は、服用前に一度医師に相談をし、併用しても問題ないか確認する必要があります。

・高齢者(65歳以上)の人
・α遮断薬を服用中の人
・鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病などを患っている人
・高血圧、低血圧症の人
・出血性疾患もしくは消化性潰瘍のある人
・チトクロームP450、3A4を阻害する薬剤(マクロライド系抗生物質)を常用している人
・屈曲、陰茎の線維化の症状がある人
・心臓疾患
・前立腺肥大の治療中の人
・薬の利用で過去に発疹やかゆみといったアレルギー反応がでたことがある人
・抗真菌薬、抗ウイルス薬を服用中の人
・脊髄損傷による勃起不全の人

併用注意薬

以下の薬との併用は、代謝機能の低下や血中濃度の上昇、効果が強くあらわれることによる副作用発症の可能性を高めてしまう場合があります。
ただし併用禁忌ではなく併用注意なため、医師に相談のうえであれば服用可能な場合があります。

・エリスロマイシン
・クラリシロマイシン
・ビカルタミド
・リファンピシン
・フェニトイン
・カルペリチド
・テラゾシン
・タムスロシン
・ウラピジル

上記の併用注意薬は、代謝機能の低下や、それに伴い血中濃度を上昇させてしまう可能性があります。併用禁忌ではなく併用注意なため、医師に確認をしてから服用するようにしてください

医薬品ではありませんが、バルデナフィル服用時にグレープフルーツ(ジュースも含む)は注意が必要です。
グレープフルーツに含まれている成分「フラノクマリン」が体内の代謝酵素を阻害するはたらきがあるため、血中濃度があがりすぎてしまったり、効果や副作用が過剰にあらわれてしまいます。
薬を服用しているときにはグレープフルーツは控えるようにしましょう。

レビトラの併用禁忌

バルデナフィルの併用禁忌

以下の内容にあてはまる人はバルデナフィルを成分としたED治療薬(レビトラやレビトラのジェネリック医薬品)を服用してはいけません。

・過去にバルデナフィルによって過敏症などを起こしたことがある人
・血圧が乱れている人(90/50mmHg以下の低血圧、170/100mmHg以上の高血圧)
・半年以内に心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血といった疾患を起こしたことのある人
・網膜色素変性症患者の人
・医師から性行為自体することを禁じられている人

バルデナフィルの併用禁忌薬

以下の薬を服用中はバルデナフィルを服用してはいけません。

・ニトログリセリン
・亜硝酸アミル
・硝酸イソソルビド
・ニコランジル
・リオシグアト(アデムパス)
・リトナビル
・ノービア
・インジナビル
・クリキシバン
・アタザナビル
・ホスアンプレナビル
・サキナビルメシル酸塩
・イトラコナゾール
・テラプレビル
・ダルナビル
・コビシスタット
・キニジン
・プロカインアミド
・アミオダロン

参考サイト:
KEGG MEDICUS レビトラ